1. Home >
  2. > > [ギタークラフト&リペアコース]『3D CAD特別授業をオンラインにて開講!』

[ギタークラフト&リペアコース]『3D CAD特別授業をオンラインにて開講!』

[ギタークラフト&リペアコース]『3D CAD特別授業をオンラインにて開講!』

作成日:2025/09/21

ギター・ベースの製作を学ぶギタークラフト&リペアコースの2年生を対象に、3D CAD講座をオンラインにて開講しました!

 

 

―3DCADとは?

コンピューターで立体モデルを作成・設計するソフトウェア。平面図(2D)ではなく最初から立体モデルを設計するため、設計物の全体像を把握しやすく、体積や重心の算出、部品の干渉チェックなどが可能。
以前から大量生産を行う楽器工場などで設計等に使用されてきたが、小型化・低価格化したコンピューター制御の木工加工機の普及に伴い、近年では小規模の楽器工房でも積極的に取り入れられてきている。

 

 

最近、各楽器メーカーさんから本校に頂くクラフトマンの求人の中に、「CAD関係をオペレートできる方優遇」という募集も多く見かけるようになりました。
ギタークラフト&リペアコースでも、そういった現場のニーズに応えるべく、カリキュラムの刷新を図っており、今回はそのパイロット版の授業です!!

 

 

本校の教材購入でもお世話になっている企業さんから、3D CADオペレーションのスペシャリストを講師としてお招きし、さらに本校学生や卒業生がいつもお世話になっているギターメーカー・ SagoNMG さんにも、アドバイザーとしてご参加いただきました!

 

 

取り扱うソフトウェアは3D CADソフトのAutodesk Fusion。
Fusionは、3D図面作成はもちろん、工作機械を動かすためのデータ作成を行うCAM機能も備えており、近年楽器業界でも使用しているメーカー・工房が急増中のソフトウェアなんです。

 

今回はSagoさんがご提供くださった3Dデータをモデルケースとして、ネックグリップ~ヘッドの繋がりやヒール部分など、立体図面作成が難しい部分を事細かに指導していただきました。

 

現場でFusionを使用されているSagoさんからもアドバイスやご質問をいただくことで、より現場に近いリアルな内容を取り扱うことができ、受講した学生も大満足!!

 

今回は特別授業として開講した3D CAD講座ですが、ギタークラフト&リペアコースでは、こうしたコンピューターを使用した楽器製作技術を学ぶことができるカリキュラムを次年度以降に順次レギュラー授業として取り入れるべく準備中!!そのために小型CNCルーターマシンやレーザー加工機も導入済みです!

 

新しい技術により日々進歩を続けるギター業界に、しっかりと対応できるクラフトマンを育てることができる多彩なカリキュラムを準備していますので、将来楽器業界で働くことを目標にしている皆さんは、ぜひオープンキャンパスに参加して実際の授業内容を体験してみてください~!待ってますよ~!!

 

ギタークラフト&リペアコース担任 横山