目指せる仕事が広がる、音響の専門技術を実践で獲得!
音響エンジニアコースでは機材の仕組みや使い方をはじめ、1年次は音響全般の基本を、2年次からはより専門性の高い内容をクラス別に学びます。実践プロセスを身体で覚え込むため、現場と同じ環境を整えたホールや録音スタジオで反復練習を行うほか、他コースとの合同イベントなども実施します。
3 POINTSPA、レコーディング。多角的な実習で経験を積もう!
POINT1 音響分野におけるPA/レコーディングを学ぶ
PA(コンサート音響)とレコーディングを基礎から学び、目標に向けて2年次に専門クラスを選択。CAT HALLなど専用教室を使っての実践教育が特徴です。
POINT2 コンサートなどの現場で経験豊富な講師陣
PAやレコーディングの実習授業はライブハウス、レコーディングスタジオなどで経験を積んだプロが講師。現場での経験に即した授業で実践力を養います。
POINT3 プロの現場を経験するチャンスも多数
産学協同特別授業や就職に直結する企業研修など、プロの現場を経験できる機会も豊富。現場経験をしっかり積むことで卒業後の進路を明確化できます。
より専門的な学びへ!クラス選択制
1年次の学び基礎的なスキルや知識を習得します。
2年次の学び専門的なスキルを身につけます。
PAクラス(コンサート・ライブ音響)
コンサートやライブにおける音を観客に届けるPAエンジニア。PAシステムのセットアップから、音量・音質調整を実際のコンサート・ライブ制作の流れに合わせて実践形式で習得。また、さまざまな音響機材に触れ、特徴を学ぶことにより現場で活躍できる即戦力となる人材を目指します。
<こんな人にオススメ!>
●コンサートやライブの一体感が好き ●体力には自信がある方だ ●音楽で大勢の人を楽しませたい
レコーディングクラス
プロ仕様のスタジオで実践。複数の楽器演奏や歌声を一つの「曲」にまとめ上げていくレコーディングエンジニア。最新のデジタル機材をセットアップしたレコーディングスタジオを使用し、実践的に技術を習得していきます。作品づくりに欠かせないコミュニケーション能力も磨きながら、即戦力となる人材を目指します。
<こんな人にオススメ!>
●コンピュータや機材の操作が好き ●細かい作業に集中できる ●いいものができるまで絶対に諦めない
カリキュラムCURRICULUM PICK UP
ミキシング 12
デジタルミキサーとDAWの操作方法を練習しながらミキシングの基礎から応用まで専門的に学び、音響エンジニアとして必要な知識と技術を習得する。
Pro Tools 実習1 1
一人一台のMacを使用してPro Toolsを基本から学習します。作品提出を積み重ねていくことで、現場で活かせる技術を身につけていきます。
音響工学 12
音響エンジニアとして必要な知識の習得を目指します。また、「舞台機構調整技能士3級」検定試験に向けての対策も兼ねています。
ハード実習 12
実習でケーブルや電子機器を製作して、機器の構造理解やメンテナンス、現場での応急処置などができるようにハードウェア関連の知識と技術を深めます。
音楽理論 2
ミュージシャンとコミュニケーションをとる上で必要となる音譜の知識や、エンジニアとしておさえておきたい音楽理論の基礎知識について学びます。
PA実習1 1
コンサートやイベント、ライブハウス、バンケットルームなど、さまざまなPAの現場で必要となる知識や技術を基礎から身につけていきます。
レコーディング実習1 1
スタジオのシステム、レコーディングの流れ、オペレート技術など、実際のスタジオワークに必要な知識とスキルをさまざまな角度から身につけていきます。
11年次で学ぶカリキュラム 22年次で学ぶカリキュラム
ミキシング実習/Pro Tools実習
松川 貴陽
ライブハウスやレコーディングスタジオ勤務などを経て、音響関連会社へ入社。NMB劇場の音響エンジニア・マニピュレーターとしても活躍するマルチエンジニア。
音楽をたくさん聴いて、判断する力をつけてほしい
ミキシング実習では、ミキサーの基本的な使い方から応用まで幅広く指導しています。一人につき1台ミキサーがあり、それぞれのミックスを聴き比べることができるのは他にない環境。
学生からも大人気で、「時間が足りない」と言われることもしばしばあります。
心がけているのは、知識・技術面ばかりではなく、学生に「よく聴いて判断する能力」を身につけてもらうこと。
みなさんも、いろいろな音楽をたくさん聴いてください。
聴くだけじゃ物足りなければ、歌ったり、演奏したり、踊ったりしましょう!
音響エンジニアコース 2年
奈良県立大和広陵高等学校出身 K.Iさん
高校の文化祭で、イベントをサポートする音響会社のスタッフの姿を見て、こんな素敵な仕事があるんだ!と感動。充実した施設・設備が決め手となり、CATへ進学。
目指すのは、大きなイベントの音響を任される人材
一番好きな授業は「PA実習」。音響を担当する上で気になることを今も現役で活躍されているプロの先生方に質問できるだけでなく、授業内で実践できるので、新たな発見があり、とても楽しいです。
印象に残っているのは、学園祭でチーフ、オペレートを任されたこと。
各出演者と音響との情報がうまく共有されず苦労しましたが、仲間が声をかけてくれたり手伝ってくれたりしたおかげで4日間を乗り切ることができました。目標は、大きなイベントでの
オペレートやチーフを任されるような人材になること。
これからも多くの学校行事に積極的に参加し、経験を積みたいと思います。