10月・11月に引き続き、ダンス学科5期卒業生で、現在EXPG STUDIO KYOTOの校長をされているMIRAIさんにお越しいただき、ダンス・エンタテインメント業界セミナーを開催しました。

12月はセミナーの最終回ということで、「ダンス業界」をテーマにお話していただきました。

コロナ禍において、エンタテインメントのあり方が大きく変化していく中で、オンライン・オフラインのそれぞれの特性をつかんで、自分のダンスをどのように届けるのか、よく考えることが重要だとお話されていました。

また、昔と違って情報が溢れる時代にダンサーとして活動していくことは、音楽や動画がたくさん手に入り、発信もしやすいという良い面がある一方で、一つひとつの情報を流すように見てしまい、情報の隅々まで吸収しないようになってしまうことがあるとおっしゃっていました。

様々な技術が発展していく中で、これからダンサーとして活動していく学生には、たくさんの情報に触れる中で、自分の興味のある分野をとことん掘り下げたり、自分自身で地道に研究したりしていくことも大切にしてほしいと感じました。

セミナーの後半には、EXPG STUDIO KYOTOの発表会の映像や、EXPG STUDIO KYOTOの生徒さん中心となって作成した映像作品も見せていただきました。発表会のプログラムの組み方、作品の演出、舞台作品と映像作品を作成するときのポイントの違い等を、詳しくお話していただきました。現在、後期発表会の制作を進める学生たちにとって、大変勉強になるお話でした。

3回のセミナーを通して、学生たちが感じたことを、今後のダンサー活動にぜひ活かしてほしいと思います。MIRAIさん本当にありがとうございました！

（ダンス学科　副担任黒田）