先日、ギターエンジニア専攻1年の工場見学に行ってきました！

普段、ハンドメイドのギター・ベースの製作を学んでいるギタエンの学生たちが、楽器を量産している工場・工房の製作過程などを見学に回る1泊2日の研修旅行です。

意外と知られていませんが、日本には国内ブランドはもちろんのこと、海外の有名ブランドのギター・ベースを製作している工場・工房がいくつもあります。それほど日本の技術が高く評価されているということですね！

今回見学に伺ったのは以下の企業さんです。

■フジゲン株式会社大町工場・本社工場（長野）
創業50年を超える、有名ブランドのOEM（他社ブランドの製品を製造すること）製品を供給する、国内有数の楽器工場。近年自社ブランド『FUJIGEN』ｊから様々なプロダクトを発表されています。
木を削ったり、塗装したり大量の楽器を生産されているとは思えないほど綺麗に整理整頓された工場内。自分の所有しているブランドの楽器がOEMで製作されていることを知って喜んでいる学生もいました。

■株式会社ヤイリギター(岐阜)
言わずと知れた、日本を代表するアコースティックメーカー。一つ一つの工程を、熟練の職人さんの手作業で行うこだわりのクラフトマン集団。アコースティックギター製作の全工程を見れるという貴重な体験に、学生達も興味津々でした。見学の際の説明もとても面白く、最後に職人さん自らの演奏や社長さんの熱いお話があったりと、見学そのものを楽しんでもらいたい、という心遣いに、楽器作りへの愛を感じた見学になりました。

■アイチ木材加工株式会社（愛知）
楽器製作用の木材を扱う企業で、多くの国内楽器工場・工房がお世話になっています。この日、工場内を案内してくれたのが、なんとギタークラフト（現ギターエンジニア）専攻の卒業生。大量に積み上げられた木材に「これだけあったらギター何本作れるんやろ…」とため息交じりの学生も(笑)。最後には、実際に木材を手にとって見て、購入できる時間も取っていただき、指板材などを購入している学生もいました。

■株式会社寺田楽器(愛知)
こちらも国内有数のOEM楽器製作工場。ソリッドギターからセミアコ・フルアコ、アコースティックギターまで、様々なジャンルの楽器製作を請け負っています。ここでも多数の卒業生が頑張ってくれています！工場内を案内してくれたのも、アメリカの某有名フルアコメーカーの塗装を担当しているのも、最終工程で組み込み作業をしていたのも…卒業生でした！みんな頑張ってるねー！

そして、ギタエンの工場見学といえば、みんなで食事を取ったり、風呂に入ったり、遅くまで楽器について語り合ったり…学生同士のふれあいも大事なポイントです。

楽しく、色々と勉強になった濃密な2日間でした！
2年生になれば、就職活動も本格化していきます。
みんな、自分の将来について考える、いい機会にもなったかな？
とにかく、2日間お疲れ様～！