CAT TOPICS
「ギタークラフト&リペアコース工場見学研修旅行!」2日目
工場見学2日目はまたバスに揺られて一路、岐阜県へ。
アコースティックギターメーカーの超老舗、 株式会社ヤイリギター さんに伺います!
歴史を感じる工場内は使い込まれた道具や機械類であふれていて、規模はとても大きいですが、熟練の職人さん達が活躍するいわゆる「工房」というイメージの方が近い印象でした。
特にオーダーメイドを製作するセクション「K.Yairi Custom shop」は、通常ラインと別の部屋になっており、職人さんが作業されている音が静かに響く、ちょっと幻想的な世界でした。
中央奥には歴史を感じる大時計とともに飾られた歴代の楽器たち。ここだけ時間が止まっているような不思議な感じ。
次に案内いただいた乾燥室には、加工中のネックやボディ板などがギッシリ!!
ここから数年、製品を生産できるぐらいの在庫があるそうです。
部屋内にはポップスがかかっており、材料の段階から音楽に触れさせることで良く鳴ってくれるようになる効果があるのだそう。
この「楽器に音楽を聞かせる」という方法は、最後にご案内いただいた製品管理庫でも行われていました。
こちらでは荘厳なクラシック。
様々なジャンルの音を聞かせることも大事なのだそうです!
レギュラーラインの工程でも、大きな自動制御の機械などは見られず、
アコースティックメーカーらしく伝統的な手法で、一つ一つ職人の手で丁寧に仕上げられている様子を見ることができました!!
普段はエレキギター・ベースを中心に製作をしている学生たちにとって、アコースティックについて工程や構造を詳しく知る貴重な機会になりました!
最後にショールームでは「どれでもお好きなだけ試奏してみてください」と言っていただき、ここぞとばかりに学生たちは…
手に取りまくりで大満足でした(笑)
こうして一泊二日の工場見学はすべて終了!!
株式会社ヤイリギターさま、ありがとうございました!
ヤイリギターさんをあとにして、またバスで揺られること約3時間…
CATに帰ってきました!!
バスの長旅に少し疲れた様子の学生たちでしたが、楽器製造の現場を詳しく見ることができたことももちろん、一泊ではありますが寝食を共にして、また少しお互いの絆が深まった様子!?得た知識はこれからの自身の作品製作に活かしつつ、卒業のイメージをどんどん膨らませてもらいたいですね!
ご協力いただきました
株式会社ディバイザーさま、有限会社飛鳥さま、
有限会社ティーズギターさま、
株式会社ヤイリギターさま、
本当にありがとうございました!
ギタークラフト&リペアコース担任 横山