CAT TOPICS
志田工房 志田氏 特別授業
先日、三重県のギター工房「志田工房」のクラフト・リペアマン、志田さんにお越しいただき、
ギターエンジニア専攻の学生を対象に特別授業を開催しました!
今回は1・2年生合同での開催のため、現在の2年生は昨年に続き2回目、
1年生ははじめての志田さんの特別授業となりました。
現場で活躍されているプロの立場から業界の現状についてのリアルなお話や、
持ち込んでいただいた数本の過去の作品について解説をしていただきました。
いつも実習の修行を行っている「クラフト実習室」で、「よろしくお願いします!」の挨拶から始まった特別授業。
しかし始まって早々、志田さんはノートとペンを持った学生を見るなり、「メモは取らないように!!」と発言!!
この場に参加してくれた学生のために、他では語ることのできない業界のディープなお話や
志田さんご本人の楽器に対する考え方などがドンドン飛び出した、このあとの3時間にも及ぶ特別授業――
これを聞けば、この発言も納得。
こりゃあ門外不出ですよね(笑)!!
参加した学生の頭の中だけに残される、今日の特別授業。
こういった、他では聞けない業界のお話を聞けるのも、CATの特別授業の醍醐味です!
志田さんがどうやって今の工房を開くに至ったのか、順に説明していただいた後、
実際の工房の画像を出しながら、機材や道具の説明なども詳しく話していただきました。
「将来は独立して工房を開きたい」という学生も多いので、先輩である志田さんのお話にみんな興味津々。
そして志田さんの横にズラッと並んだ、過去に製作されたギター・ベースの紹介!
ギターほどのスケールしかないベースや指板の材料が途中で変わっているもの、美しい削り出しアーチドトップのフルアコースティックギターや、中にはピックガードや指板のポジションマークがLEDで光るギターまで!!
その楽器のコンセプト、新たに挑戦した技術についてなど、とにかく詳細にひとつずつ説明していただき、
何度も「質問はない?」と学生の疑問に丁寧に答えてくださる志田さん。
…もう…惚れてまうやろッッ!!(笑)
終始和やかな中にも、ピリッと緊張感のある2コマ(3時間)。
普段ギターエンジニア専攻の授業を担当していただいている講師の先生方も、もちろんみなさん現場で活躍されているプロばかりなのですが、やはり学生にとっては普段話しなれている(いい意味で…ですよ!笑)先生方とはまた一味違う、より一層現場の空気を感じることのできる特別授業となったようでした。
この日、それぞれが感じ取った志田さんのお話。
きっとこれからの作品製作や卒業後の進路について考える際に、ギターエンジニア専攻の学生それぞれが活かしてくれる事でしょう!!楽しみにしてるぜ!みんな!