子供の頃を思い出してみてください。初めて手にする道具やオモチャに、興味津々だった事でしょう。やがて年を重ね、それが楽器やパソコンへと変化はあれど、やはり初めて触るものに対しては期待や不安と好奇心が募ることと思います。 楽器を始めるきっかけは人それぞれで、友達から勧められたり、必要に迫られて手にする場合もあるでしょうし、憧れからスタートするケースも少なくないと思います。楽器を手にした瞬間に湧き上がってくる高揚感や期待感によっては、その後の人生を大きく変えてしまう事だってあります。 多くのアーティストたちは子供がオモチャを与えられた時のように、純粋な興味をきっかけに、飽きることなく戯れながら、現在の地位に至ったのです。 学校に来て、新しい技術や知識を学ぶ事で、そんなシンプルな動機だけでは先に進めなくなる事もあると思います。でも、音楽を続けてゆく上で大切なのは、初めて楽器や音楽に触れた時の純粋な好奇心や期待感を、いつまでも失わずにいる事ではないでしょうか。技術や知識に加えて、いつも最初の頃の気持ちを忘れない事が、音楽を続ける大きなエネルギーになるのだと思います。 ちなみに岡先生が初めて手にしたモノは、いったい何なんでしょう？　おそらく近々、その秘密が明らかになる事でしょう。 CAT伝説をお楽しみに！