CAT TOPICS
東海楽器製造株式会社さんによる特別授業を開講!!
日頃、ギターの製作やリペアを学ぶ本校ギタークラフト&リペアコースですが、実際に手を動かして作業するばかりでなく、他にも様々な授業を行っています。
自分たちが目指す楽器業界のスペシャリストから、リアルなお話をお聞きする業界セミナーもその一つ。
今回は、1940年代から現在に至るまで業界を牽引する国内有数の楽器メーカー・東海楽器製造株式会社さんにお越しいただき、ギタークラフト&リペアコースの学生に向けて特別授業を行っていただきました!
ピアノ製造などからスタートした東海楽器製造株式会社(当時は東海楽器研究所)さんは、60年代から様々なモデルのギター・ベースを製造されており、「トーカイ製」と言えば、その品質の高さにファンの多いギターメーカー。
古くから日本でギターを製造されていることもあり、“ジャパンビンテージ”と言われる中に、その名前を見聞きしたことがある方も多いのではないでしょうか?
また、「Tokai」と言えば世界初の新素材メタルボディ「TALBO」。GLAYのHISASHIさんが使用されていることでも有名ですね!
今回、「CAT生さんに東海楽器製造株式会社がどんな会社か知ってもらいたい!」とお声がけいただき、取締役の鈴木さんが直々に来校くださいました!
今回、東海楽器さんの歴史を紐解くべく、前述のTALBOや、今やジャパンビンテージとして中古市場でもとても評価の高いLoveRockシリーズのレスポールタイプ、また、鈴木さんが自ら手を加えて改造されたというギターもお持ちいただいて、実機を見せていただきながらの授業となりました。
ケースからギターが出されたとたん、どよめきが起こる教室(笑)。
まだ特別授業が始まる前だというのに、学生の撮影&試奏会が始まってしまいました(笑)
ホントにギターが好きなギタークラフト&リペアコースの学生。
東海楽器さんからは今期、ありがたいことに求人募集もいただいているので、今回は企業説明会の意味合いもあったのですが、そういった事務的なお話も早々に、学生たちからの質問にバンバン答えていただく鈴木さん。
「毎月どれくらいのギターを製造されていますか?」
「楽器製造も関わってらっしゃる従業員さんはどれくらいいらっしゃいますか?」
「実際の作業工程はどのように部署が分かれているのですか?」
…といった基本的な質問はもちろんですが、
「僕も古いTokaiのアコギを持ってるんですが、これって…」と携帯の画像を見てもらう者や
「鈴木さんのこれまでの経歴を教えてください!」と、もはや企業さんへの質問でもなくなってしまう者なども…(笑)
印象的だったのは、そういった学生からの質問にニコニコと笑顔で、本当に丁寧に一つ一つお答えいただく鈴木さんの姿でした。
授業の冒頭に「楽器作りにとても大切なものは、人と人の繋がりだと思っています」と仰っていらした通り、東海楽器製造株式会社さんがいかに業界を目指す若者を大切に考えてくださっているかがひしひしと伝わってくる特別授業でした!
気が付けばあっという間に授業終了の時間。
「あんまり求人に関する話ができなかったなぁ!」と笑ってらした鈴木さん。
いえいえ、東海楽器さんがいかに素敵な企業であるか、ということは十分に伝わったと思いますよ!(笑)
2年生はいよいよ就活が本格化していきますし、1年生は今後の進路をいろいろと考える時期となります。
今回の特別授業をきっかけに、いろいろと企業研究してみてほしいですね!
東海楽器製造株式会社さん、ご協力いただきありがとうございました!
ギタークラフト&リペアコース担任 横山