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「coldrain」のドラマー、Katsuma氏による特別授業を開講!!

「coldrain」のドラマー、Katsuma氏による特別授業を開講!!

作成日:2022/08/27

 

夏休み期間中の某日、海外のフェスなどでも大活躍、日本を代表する”ラウドロックバンド”coldrainのドラマー、Katsuma氏による特別授業を開講しました!
この日の内容は、ギタークラフト専攻とドラム専攻学生対象のローディーに関する特別授業も兼ねた2本立てのスペシャルバージョン!

 

大まかな流れは…

ギタークラフト専攻・ドラム専攻の学生が、ローディー・桑元さんと一緒にKatsuma氏ご本人のドラムセットをセッティング

本番と同じ流れでサウンドチェック等を見学

この日特別招待した高校生も会場に入ってもらい、いよいよKatsuma氏のドラムクリニックスタート!!

…というスタッフ・プレイヤーの両者にオイシイ授業!

 

まずはKatsuma氏の機材を搬入するところから。
予定より少し早く到着した機材車から、荷下ろしをお手伝いします。

 

 

テキパキと運んでいくのは音響エンジニア専攻の学生たち。
さすが、普段から研修等で現場に出ているだけあって、手慣れたものです!カッコイイ!!

 

そしてCATホールにて桑元さんをはじめ、スタッフさんとご挨拶、早速機材のセッティングが始まります!

 

 

桑元さんは、CATのギタークラフト専攻卒業後、関東の大手音響会社で数々のアーティストを担当されたあと、現在は独立しフリーとして現場で活躍されるローディー。

 

 

今回は、「coldrain」Katsuma氏のローディーとして母校に凱旋です!

普段、フェスなどにも出演されることが多いcoldrain。
セッティングに時間をかけられないことも多いそうで、いかにスムーズにそして正確にセッティングするか、さまざまな工夫がされており、学生たちも「ほお〜」と感心しっぱなし。

 

 

あっという間にドラマセットが組み上がっていきます。
そして、今日の特別授業は音響エンジニア専攻の学生も大活躍!
Katsumaさんのプレイを余すところなく伝えるために、マイクのセッティングなど音響セクションを担当してくれました!

 

 

Katsuma氏の機材で特筆すべきは、エレクトリックドラムのパッドを織り交ぜたドラムセットと、その脇にセッティングされた実際にライブでも使用される同期音源用のMTR(マルチトラックレコーダー)。

 

 

これらの機材はもちろん、同期音源用のデータ作成や再生システムの管理も、桑元さんのお仕事だそう。
守備範囲が広いですね~

 

 

桑元さんの親しみやすいキャラクターもあって、学生たちも自然といろいろな質問をしつつも、システムのチェックも済み、学生は一旦休憩に。

 

 

実は今回、Katsumaさんのドラムクリニックを楽しみにしていたドラム専攻の学生数名が、新型コロナウィルス感染症の濃厚接触者となってしまい、参加できない事態になっていました…(その後本人たちは何事もなく、元気にしています!)
そこで、参加できなかった学生の自宅と会場をZOOMでつなぎ、オンラインで参加できるように、日ごろ映像制作などを学ぶ総合スタッフ専攻の学生と講師の先生が、急遽カメラなどをセッティングしてくれました!

 

 

コロナ渦で様々な経験を積んだ成果がここでも発揮されています!

 

そしていよいよKatsuma氏のドラムクリニックスタートです!!
MCの呼び込みで拍手に包まれつつKatsumaさんが会場入り!!

 

 

早速挨拶代わりにと、早速一曲演奏してくださいました!

 

 

静まり返った会場の空気が演奏スタートで一変、轟音が響く迫力のドラムプレイ!!
会場内の全員が鳥肌…!!

今回Katsumaさんの生ドラムのバックに流れる同期音源は、それぞれのパートがなんとメンバーご本人の演奏!
つまりこの日のCAT HALLは、このクリニック参加者だけのためのcoldrainライブ会場となっているのです!
贅沢ぅ〜っ!!

 

続けての演奏曲はこの日の課題曲となっている、リリース間もない「CALLING」!!

 

 

この後ご本人を前に演奏予定の学生も、固唾を飲んで見守り、演奏終了後会場には大きな拍手が!
やはりホンモノは迫力が違います…

 

「じゃあ学生さんに叩いてもらいましょうか!誰からやる!?」との呼びかけに、立ち上がったドラムパートの学生に向かってKatsumaさんが一言…
「どっちで叩く?こっちでもいいよ!」
…え?
Katsumaさんは学生用に準備されたドラムセットではなく、さっきまで叩かれていたご自身のセットを指差しています!!

 

 

イヤイヤイヤ!!
良いんですかっ!!??
ライブでも使用されてる機材を!学生が叩いても!?
ちょっと躊躇した学生も、「それはもちろんそっちで演るやろっ!!」と会場内の声に押されておずおずと(笑) Katsumaさんセットに座ります。

 

 

さあ、大変なのはローディーの桑元さんと音響スタッフ!(笑)
慌てて学生用のモニターを準備し直して、回線を変えていきます!
こういったハプニングもライブの良さですよね!

 

 

そして何を隠そう、ここから課題曲を演奏した学生全員、Katsumaさんのセットで演奏させていただく事態になりました(笑)
叩かせていただけるなら…当然こっちを選びますよね!?

 

 

学生それぞれの演奏に対し、時に立ち上がり、時に足元を覗き込んだりと、本当に真剣な眼差しを向けていただいたKatsumaさんは、スティックの握り方、肩〜腕や足の使い方、体幹を意識した姿勢…など、事細かに、それぞれに親身にアドバイスをしてくださいます。
学生たちもそのアドバイスをひとつずつ実践、チェックしていただくという、濃厚な時間でした…。

そして後半はローディーの桑元さんも交えて、質疑応答タイム。

 

 

会場の学生・高校生も、オンライン上で自宅から参加の学生も思い思いに質問をし、その一つ一つに丁寧にお応えいただきました。

 

 

ローディー桑元さんも一緒なので、アーティストとスタッフの関係性などについてもお二人に語っていただけました。

 

 

今回のクリニックならではの場面ですね!

最後に、Katsumaさんに再度ドラムセットに戻っていただき、たっぷりと演奏を堪能して本日のクリニックは終了!!

 

 

CATには、第一線で活躍されるアーティストさんに来校いただくことが多いのですが、皆さん本当に優しい!
きっとご自身が必死に練習されていたデビュー前の頃を、学生たちに重ねてらっしゃるのでしょう。
少しでも上手く、少しでもカッコよく、ご自身のプレイの秘密を惜しげもなくアドバイスしてくださいます。

 

今回は会場の客席にいた学生・高校生の皆さんですが、いつか大きなステージに立って、今度はアーティストを目指す若者にアドバイスする側に自分がなるはず!
今回のKatsumaさんの指導を胸に、さらに上を目指して頑張っていきましょう!!

 

Katsumaさん、桑元さんをはじめとするスタッフの皆さん、今回は本当にありがとうございました!!!

 

 

(教務・横山)