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新学期を待つ楽器たち

新学期を待つ楽器たち

作成日:2020/04/29

今年は、感染拡大防止策として新学期授業のスタートを延期という決断に至っています。新入生、在校生の皆さんには、今しばらく我慢して頂くことになりますが、学科単位で、自宅でもできる課題や学習ポイントをCAT BOARDやメール等を通じて、担任から連絡されますので、色々試してみてください。

 

少し、学校内の教室を覗きます。メンテナンスしている現場を少し見てみましょう。
ドラムセットのメンテナンスのためにバラバラにした状況です。3月にこんなかたちにしてから少し作業STOPです。これらの中には、20年の歳月を越すものもあります。いつもお世話になっている楽器屋さんに、使い続けた楽器を入れ替えのために引き取ってもらうことがありますが、「丁寧な楽器の使い方をしている」とお褒めを頂くことがあります。これって、CATが少し誇れることかなぁ・・・と思っています。

 

別のところでは、ピアノがレジ待ちのように停滞していますが、実はピアノ移動を延期している状況です。余談ですが、ピアノを表す時、「Pf」と略されます。ギター「Gt」やボーカル「Vo」などは、理解しやすいと思いますが、ピアノは何故「Pf」・・・? 現在のピアノは、「チェンバロ」を起源として、1700年頃に現在のピアノになったようで、その時付けられた名前が、イタリア語で“弱い音も強い音も出せるチェンバロ”という意味の「グラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(gravicembalo col piano e forte)」。これがあまりに長いため、省略して「ピアノフォルテ(pianoforte)」。さらに短くなって現在のピアノ、“PianoForte”を略して「Pf」となったようです。学校には、C3・C5・C7があります。探してみてください~。

 

これらのピアノは、学内を移動して、違う教室にセッティングされます。「連弾ですか?」、いや二人で1台のピアノを弾くのではなく、1部屋に移動待ちのピアノ3台入っているという様相、この部屋で座ってみましたが、残念ながら弾けなかったです(笑)。

 

楽器だけに限らず、どんな事柄においても、使うものや道具は、次の使用を考えて丁寧に扱う、手入れをしておくことが基本です。まずは自分が所有している楽器を大切に扱ってください。そして、共有して使うものも大切にしましょう。ちなみに、学内の楽器メンテナンスは、マスク姿で申し訳ないですが、スタジオ管理のスタッフが、頑張ってくれています。いつも、ありがとうございます!!皆さんも、登校した際は、音楽、楽器、メンテナンス等、色々と聞いてみて下さい。