CAT TOPICS
照明スタッフ専攻の授業をご紹介!
前回はトラスの組立てをご紹介しましたが、今回は「仕込み」をやっている授業を見学してきました。
照明スタッフ専攻が実習を行う際、メインホールとして使用しているのがCATHALLです。
ここは、市民会館などの公共のホールをイメージして作られており、照明の基礎を学ぶのには最適なホールです。
先生から「仕込み図」と呼ばれる図面を渡されます。ここには「どの灯体を・どの場所に設置して・コンセントはどうやって取るか・色はどんな色を使うのか」など、仕込みをする上で必要な情報が網羅された大切なものです。
それを見ながら、まずは必要な灯体を準備します。
舞台の隅に高く積まれた箱を降ろしていきます。10キロ近くあるのですが、女の子でも一人でも降ろせるようになります。
箱から出したら、設置する場所に機材を置き、できたらバトンを降ろします。
CATHALLには電動のバトンと手動のバトンがあります。
手動バトンにつけたロープをみんなで引っ張って降ろしていきます。
この手動バトンは手順を分かっていないと危険ですので、授業でしっかり触れるのはいいですね。
バトンが降りたら機材を吊っていきます。吊る間隔も図面で指定されていますので、微調整をして決めていきます。
そしてコンセントをさしていきます。照明の世界では「回路を取る」というのですが、これが意外と難しい!!ケーブルをたださせばいいのではなく、ケーブルの処理の仕方や、効率のいい回路の取り方などを考えながら作業していきます。
そして色入れ。シート枠と呼ばれる金枠にフィルターを入れていきます。これもすべての色に名前があり、学生は2年間かけて色と名前を一致させて覚えていきます。
ここまでできたら操作卓の出番です。回路が正しく取れているか、色は合っているか、ちゃんと点灯するか…などなどをチェックしていきます。
時間の関係でここまでしか写真を撮れなかったので、今回のご紹介はここまで(笑)
また時間を見つけて写真撮影に行きたいと思います!
(教務:勝本)