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特別レコーディングセミナー vol.4

特別レコーディングセミナー vol.4

作成日:2006/09/03

2006.8.26/27、飛澤氏サポーターズプログロム 今回で4回目となるこのセミナー、前回行ったレコーディングの復習とマイキングでの音の変化など、少し技術的な要素も含めて進めていきました。前回同様、学生はバンドの楽器搬入のお手伝いから始め、マイクセッティングを行いました。前回のセミナーで飛澤氏から教わったことである、「1度スタジオで仕事をしたチーフエンジニアのセッティングをアシスタントは覚えておき、同じ環境を作る」ということを踏まえ、学生自身は前回のメモなどを確認し、思い出しながら前回と同じマイク・コンソールの立ち上げ・Pro Toolsの設定を行っていきました。 回線チェックまで学生自身で終了させ、飛澤氏が来られマイキングについてのレクチャーがありました。マイクと楽器との距離・角度などでの音の変化を実際にマイクを近づけたり離したりしながら聴き、マイキングを行いました。また、マイクを狙いにくい楽器に対してのマイクスタンドの使用方法などを教わりました。また、ドラムのチューニングも飛澤氏が行い、楽曲のキーに合わせたチューニングをということで、タム / スネア の変化を確認しました。ちなみに、バンドのメンバー(特にドラム)は、びっくりしていました。また、飛澤氏が普段から使用しているシールドを持って来ていただき、Bassでその音を聴きました。メンバーが持ってきたシールドと比べると全く違う音だったのでこれには学生・メンバーも驚きました。結局、Bassは飛澤氏のシールドでレコーディングしました。 実際のレコーディングでは、飛澤氏が外部からのチーフエンジニア、学生はスタジオのアシスタントエンジニアという前回と同じ設定で作業を進めていきました。また、今回はより現場での動きをイメージできるようにアシスタントエンジニアの場所も考え、そこでミュージシャンとのコミュニケーション・Pro Toolsのオペレート・チーフのサポートなどアシスタントエンジニアとしての役割を細かい点までレクチャーしていただきました。今回のセミナーでは、前回以上にリアルにアシスタントエンジニアとしての役割を学べたと思います。 Pro Toolsに関しても作業すばやくするためにどのようにするかなどのレクチャーがありました。Pro Toolsをオペレートすることに関しては、現場で起こりえることを先読みして、すぐに対応できるようにしておくことが大切だとお話されました。また、ミュージシャンに良い演奏をしていただくために、良い環境を提供しなければいけないということもお話され、ミュージシャン・チーフエンジニア、相手の立場になって考えることをレクチャーされました。例えば・・・クリックを作成する作業がありましたが、楽曲のテンポをミュージシャンに確認して、実際にクリックを作成し、テンポによっては、裏拍を聴かせてあげたほうが良いということ。その際の裏拍の音量など細かい指示がありました。また、ミュージシャンを待たすことなく要望に答える作業の素早さなど、実際に飛澤氏が手本を見せていただきレクチャーしていただきました。前回からのセミナーで、楽曲を聴いてその楽曲の構成表・サイズ表を作るという点では、少しづつですが理解でき、作業もスムーズに出来ていました。また、コミュニケーションのとりかた、作業のスピード、気配りなど、今回のセミナーでは、出来た点もありますが、学生それぞれの課題が明確に見えたと思います。通常授業で、その点をレベルアップさせるよう指導し、次回のセミナーでは余裕を持って作業できるようにしていこうと思います。

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