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小笠原先生のUSAツアー道中記10

小笠原先生のUSAツアー道中記10

作成日:2007/10/06

小笠原先生のUSAツアー道中記10

セントルイス- レキシントン- マリーウ゛ィル‐ハンティントン 9/27 – THE DAME- Lexington, Kentucky 9/28 – THE SHED – Maryville, Tennessee 9/29 – THE V CLUB – Huntington, West Virginia 朝10時にセントルイスを出発してケンタッキー州レキシントンに向かいました。その日はオフだったので、まずはホテルにチェックインして、90マイル離れたシンシィナティーに3回目となるメジャーリーグ観戦に行く予定にしていたのですが、豪雨だったのでおとなしく部屋で寝ていました。とゆーか、風邪ひいてしまいまして。かなりの高熱と頭痛に襲われていたので、おとなしくご飯も食べずに一日中寝ていました。風邪薬も飲みましたが、やはり、厚着してベッドに潜り込んで汗をたくさんかいて、がよかったのか、翌日はすっかり治っていましたわ。 で、ケンタッキーといえばやはりフライドチキンなんですが、今回はその1号店に立ち寄りました。最初は小さなホテルだったらしく、そこに泊まったお客さん達の口コミで、食事としてだされていたフライドチキンが大評判になり、フライドチキン専門店になったようです。当時のキッチンや道具がたくさん展示されていました。 で、日本の店と違うところは、まずはデカイ。特に胸肉(BREAST)は、2倍はありますよ。それにビスケットやマッシュポテトやコールスロー、ドリンクが付いていまして、8ドルです。こちらのファーストフードショップはほぼ、ドリンクはドリンクバー状態なので、はじめにオーダーした時に渡されるコップに好きなものを入れたらいい感じになります。で、これもラージサイズはおそらく1.5Lは入っていますよ。コップの形は筋肉質な形です。で、日本のラージがレギュラーになります。びびります。お腹がタップンタップンになります。ポテトは大差ないですが、ハンバーガーはやや大きめで、特にクォーターパウンドなんて食べるとお腹がパンパンになります。だから、いつもコンボ(セット)では頼まないようにしています。普通のハンバーガーと子供用ハンバーガーを2つオーダーしたら充分です。ポテトまでは食べられません。若い人は大丈夫かな!?で、 そこら辺に砂糖や塩や胡椒やケチャップやらがありますから、適当に取っていくようにしてください。 で、一年ぶりのレキシントンのライブにシャノンカーフマンさんが遊びに来るような話やったんですが、来ませんでした。でも、ライブは音響も良く、演奏も良く、盛り上がりましたよ。 基本的には2セット形式ですから、トータルで3~4時間かなー。23~27曲を演奏します。この音源も恐らくテーパーによって世界中に配信されると思います。今回はかなりの数のライブ音源が、テーパー(自分の好きなバンドのあらゆる音源をウェブ上で無料ダウンロードできるようにしたり、トレードしたりする人)によって発表されています。私たちはライブの録音やテーパー活動は認めていますから問題ないですが(いわゆる、個人の楽しみであれば問題なし。でも、販売は認めていません)、殆どの場合はNGですから、日本では注意してください。 で、翌日、テネシーのマリービルで、ソルビア (旧ユーゴスラビア)からやって来た、ANA POPOVICHさんという美形女性ブルーズロックギタリスト兼シンガーとそのバンドと一緒に演奏しました。やはりミュージシャンはみんな気さくで、すぐ仲良くなりますね。それは日本も一緒ですね。で、更なる交流が生まれるわけです。 で、会場はハーレー屋さんで、たくさんのバイクがずらーっと並んでいましたよ。ロードキングや、ヘリテージやらがたくさん。欲しくなります。 野外だったにも関わらず、音響が良かったのでご機嫌にできました。毎回、モニターにはドラムとボーカルの低域をややカットしてもらい、クリアーにモニタリング出来るように心がけます。やはり、サウンドチェック時に、会場がライブかデッドかを確認して、演奏しながらサウンドマンとやりとりするのが一番いいです。それは日本でも同じです。一度演奏を止めてからやると、イマイチわかり辛いですからね。 で、気持ち良く会場を後にしてANAとBANDの皆さんとは再会を約束し(恐らくアラバマかな)、ホテルに戻りました。 翌日はウエストバージニアに行きました。ちょっとしたリズム&ブルーズのイベントのゲストでした。で、クラブに着くなりオーナーが、“今日出演するバンドのベーシストが、彼女の飼い犬が死んだので来れないから、急で悪いが弾いてやってくれないか?“と言うので快く承諾し、サウンドチェック後、私は他のステージへ、メンバーはホテルへと一旦別れ、私の周りは英語の世界になりました。が、まぁ、すでに耳はかなり慣れているので大丈夫やろーと思いつつ演奏スタート。譜面なし、しかもオリジナル曲演奏なんで死にかけましたが、なんとか1時間で終了。楽しかったよ。 音楽は世界共通語ですから。みなさんも誰かにジャムセッションを頼まれたり、そんな機会がやってきたときには必ずステージにあがりましょうね。この世界はステージにあがってなんぼの世界ですから、恥ずかしがらずに正々堂々と間違えて笑い飛ばしましょう。一生懸命やっていたら、必ずなにか得るものはありますから。しかも、どこに誰が居て、どんなチャンスがあるかわからないから、張り切っていきましょう。度胸は必要です。ちなみに私は100ドルもらいましたがな。ラッキーでした。 さて、今日はジョージクリントン&ファンカデリック、フォリナー、ロバートランドルフ、ドクタージョン、パパグローズファンク等が出演する大フェスティバルです。後半のハイライトですから張り切って演奏しますね。 今回は海外保険の話。私は必ず加入します。病気になったり、事故にあったり、楽器が壊れたり、飛行機が遅れて思わぬ出費があったときのためにです。もし、事故なんかであの世にいってしまっても、ちゃんと保険があれば誰にも迷惑かけませんからそうしています。これは個人の考えですが、加入することによって気持ちは楽になりますからね。ホテルの備品壊したり、店の物を倒して壊したり、ひったくりにあったときになんかは、本当に有り難いものになります。どの保険会社もあまりかわらないようですから、空港でチェックイン前にいつも加入しています。安くはないけどね。 では、また。