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JAPRSレコーディングセミナー~スタジオワーク編~

JAPRSレコーディングセミナー~スタジオワーク編~

作成日:2023/07/14

7月9日(日)、2年音響エンジニアコース レコーディングクラスの学生たちが、大阪市北区にあるレコーディングスタジオ有限会社グルーヴで行われた「レコーディングセミナー」に参加しました。

 

 

このセミナーは、一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)が、新人エンジニアを育成するために毎年実施しているもので、技術や理論だけではなく、実際の現場で「いかにミュージシャンが演奏しやすい環境づくりをし、より良い録音作品を作るか」をテーマに行われています。

 

今回講師として、チーフエンジニアに、株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントの中山佳敬氏。アシスタントエンジニアに、有限会社グルーヴの及川拓馬氏が担当。
中山氏は桑田佳祐、布袋寅泰といった日本を代表するミュージシャンの録音を手掛けるベテランエンジニア。及川氏はCAT卒業生で、関西の若手の中でも信頼が厚いエンジニアです。

 

 

セミナーでは、音源データの取り扱い方から歌詞カードの作り方、歌詞カードへのカウンターの記入など、細かい事前準備の解説からスタート。
またボーカルエディットの実演では、及川さんが作業をする手元をじっくり見せていただきました。早さや正確さはもちろんのこと、チーフエンジニアやディレクターが分かりやすいように随所に工夫をされていて、学生たちは釘付けになっていました。

 

 

続いて、アコースティックギターのダビング作業の実践では、マイクに対して楽器をどの位置で演奏するかによって音の響きが変わることを一人ずつ聞き比べたり、アウトボード(レコーディング時に使うエフェクター)による音作りの違いなどを体験しました。

 

 

エンジニアを目指すためには、正しい技術、知識を身につけ、機器の操作を覚えるのはもちろんですが、「現場においてアシスタントエンジニアはどのように音作りに貢献していくのか」「エンジニアはいかにして良い音作りを提案していくのか」を知ることができた、貴重な機会となりました。

 

(キャリアセンター岡本)