CAT TOPICS
ギタークラフト専攻の教室にCNCルーターがやってきた!!
こんにちは!ギタークラフト専攻担任の横山です。
普段は機械だけでなく、時には鑿(ノミ)や鉋(カンナ)を振り回して(!?)かなりアナログな作業を行うことが多いギタークラフト専攻ですが、とうとうデジタル革命がおこりました!
コンピューター制御のルーターマシン、「CNCルーター」導入!!
CNCルーターとは
CNC (Computerized Numerical Control) は、機械工作において工具の移動量や移動速度などをコンピューターによって数値で制御すること。楽器業界ではルーター(木工切削)マシンと組み合わせてボディやネックの成型等に使用されることが多く、「CNCルーター」と呼ばれる。
同一の加工手順の繰り返しや、複雑な形状の加工を得意としているため、以前より楽器工場などで量産モデルの製作に使用されていたが、近年では技術の進歩により小型化・低価格化し、個人工房レベルでも導入するメーカーが増えてきている。
つまり、コンピューターで作成した図面に基づいて、自動で木工加工をしてくれるスゴイヤツ!!
「…あれ?じゃあ人間の手で作る必要ないから、ギタークラフトの勉強するのって無駄なんじゃ?」そう思った、そこのアナタ!!
ノン・ノン・ノン!!工場や工房でも、繰り返しの作業が得意なマシンに任せる工程と、熟練の職人さんが経験に基づいて細かく微調整しながら作業する工程は、しっかりと役割分担をして作業しているのです。
しかも、たとえコンピューター制御でも、相手は一本一本性質や木目の違う天然の木材。マシンに与える指示は、楽器作りの豊富な知識がないと不可能。そう、最新のマシンは、ギター製作の基本と経験と合わさってこそ、力を発揮するのです。
…というわけで、今回は学生も一緒にセットアップするところから!
箱から取り出して、あれこれ接続して、マウントして…そして組みあがったのが、冒頭の画像です!!早速、学生がコンピューターで引いた図面をもとに、マシンを走らせてみました…
おおーなんかカッコイイー!!(笑)
そして完成したボディがこちら…
小っさっ!!!!
そう、今回ギタークラフト専攻で導入したのは、世間でも個人購入されている方も多い卓上型の小さなタイプのCNCルーター。大きなものは加工できません…
しかし、楽器工場で使用されているのもこれの大きいバージョンだと思って差し支えありません。つまりこれが操作できるようになると、工場や工房の大型マシンも同様に扱える即戦力となることができる、ということ!
今まで通りギター製作に関する職人技を磨きながら、現場でも主戦力となっている最新のテクノロジーを同時に学ぶことができる…そんな学びの環境の第一段階、というところでしょうか。
伝統的な技術がイメージされる楽器製作も、時代が進むにつれどんどんと新しい技術が取り入れられています。CATのカリキュラムもそんな移り変わる時代に合わせて、現場で活躍できる技術や知識を習得できるものに少しずつ形を変えているのです!
そんなCATで学べるカリキュラムについて詳しく知りたい方は、ぜひオープンキャンパスにご参加ください!カリキュラムについてだけでなく、体験授業にも参加できて、学内の教室・設備の見学もできますよ!
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ちなみに今年の学園祭では、今回取り上げたCNCルーターの技術を駆使して製作した“ギター型キーホルダー”が入ったガチャガチャを、ギタークラフト専攻1年生が設置予定とのこと!ほかにも毎年恒例、ギタークラフト専攻2年生による楽器店「江坂楽器」(https://www.instagram.com/esakagakki_cat/)も、もちろん開店!!
ぜひ遊びに来てください~
キャットの学園祭について詳しくはこちらから!!
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教務部・横山