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特別授業『アンプメンテナンス講座』開講しました!

特別授業『アンプメンテナンス講座』開講しました!

作成日:2019/07/24

 

先日、『Illustrator特別授業』について記事をアップしたギタークラフト専攻ですが、さらに夏休み特別授業開講しました。

 

この日は、アンプの修理・メンテナンスを学ぶ『アンプメンテナンス講座』を開講!
普段から「エレクトロニクス」という、楽器内部の配線から始まり音響機器の回路までの電気の知識・技術を習得する授業を受けているギタークラフト専攻の学生たちですが、そこからさらに一歩踏み込んで実際にギター・ベースアンプ等の修理をしよう、という特別授業です。

 

ここでも何度か紹介しているおなじみの特別授業なので、皆さんご存じですよね!?

この日のお題は以下の3点。

 

1.パーツ破損により故障しているギターアンプの修理
2.ヒューズがすぐ飛ぶようになって使用不可となっているベースアンプヘッドの修理
3.スピーカーユニットが故障したモニタースピーカーの修理

 

「ギター作る専攻なのにそこまでやるの!?」とお思いかもしれませんが、業界ではギター本体だけでなく、エフェクターやアンプまでを「楽器」と呼びます。
アンプやスピーカーの修理も“楽器のスペシャリスト”を目指す彼らにとって、完全に守備範囲なのです。

 

今回1年生が初めての参加ということで、まずは基本の基本から。
測定器の使い方などを、「エレクトロニクス」授業も担当していただいている金谷先生にレクチャーしていただきます。

 

 

ではさっそくギターアンプをバラすぞ!!と数名で飛び掛かる1年生たち。

 

 

ベースアンプの修理担当は、今回ちょっと手こずっていました…。
電子パーツの仕様をネットで確認しつつ怪しいパーツをチェック、故障の原因となっているところを探しています。

 

 

金谷先生の的確なアドバイスのお陰で、原因が判明!
修理することができました!

 

 

そして、今回メインともいえる、スピーカーユニットの修理。
焼ききれたスピーカーの修理は、コーン紙を貼り替える「リコーン」という作業になります。

 

まだスピーカーの勉強をしていない1年生のために、構造から詳しく説明していただき…

 

 

コーン紙を貼る手順の説明。
コーン紙がきれいに剥ぎ取られたスピーカーって見たことあります!?

 

 

じゃあさっそく貼りますよ!ということで、学生と先生で共同作業。ボンドをぬりぬり…。
…どうでもいいですが、なぜ作業しているみんなニヤニヤしているんでしょう(笑)

 

 

そしてコーン紙をセンターのガイドに沿わせてストン!と落とし…

 

 

洗濯バサミ等で固定して、あとは乾燥を待つのみ!
上手く修理できたかどうかの確認は後日にお預けですが…祈って待ちます!

 

 

講義形式で電気の知識を学ぶ「エレクトロニクス」授業の中でも、もちろん色々と知識が身についていくのですが、やはり実物を相手に悪戦苦闘すると、さらに学ぶことが多い!
今回は“スピーカーのリコーン”というレアな作業も見ることができたし、盛りだくさんの内容。

 

ギターも作れて、アンプも修理できて、スピーカーのリコーンもできる!?
楽器のスペシャリストにまた一歩近づけた特別授業となりました!!

 

(ギタークラフト専攻/横山)