ギター工場見学レポート パート2

2009/11/21

ギターエンジニア専攻 ギター工場見学

ギター工場見学レポート パート2

17日・工場見学2日目、あいにくの雨。この日は松本市を中心に南北に大きく移動するため、早朝7時半にホテルを出発しなければいけません。ホテルでの朝食はなんと6時45分から!(笑)

この日の見学先1件目は長野県『フジゲン株式会社』さんの大町工場。フジゲンさんは、長野に3箇所の工場があり、そのなかで木工加工と組み込み仕上げを行っているところです。
会議室で大まかな会社の説明を受けたあと、早速見学へ。一歩建物内に入ると、本当にゴミひとつ無いきれいな作業場で、各持ち場の皆さんは忙しく働かれています。工場を見た率直な感想は「広い!」そして「きれい!」。ギター作りへの姿勢が現れているような気がしました。

こちらでは木材を自社調達されているため、とても巨大な倉庫や大小さまざまな人工乾燥装置がありました。

フジゲンさんと言えば、NCルーター。NCルーターとは、立体のものをコンピューター制御で削りだすことの出来る大型機械で、フジゲンさんが世界で初めてギター製作に取り入れたことで有名です。なんとレスポールタイプなどのアーチドトップも一発で、しかも一度に数本削りだしてしまうスーパーマシン!!

こちらでは、ボディの成形だけでなく様々な工程を機械によってオートメーション化されており、生産性の向上だけでなく、より安全に、正確なものづくりを目指されているとのこと。確かに、怪我をしてしまうと楽器製作どころではありません。これはCATの実習授業でも言える事。うんうん、それは大切ですよね!

木工加工が終わった製品は、この後見学に伺う広丘の工場へ行って塗装され、またこちらに戻ってくるそうで、最後に組み込み部門で最終チェックの後出荷されるとのこと。

一通り工場内を見学した後、工場内の売店(?)へ移動。楽器製作時に出る端材で製作された雑貨などが並ぶ中、なんと少しのシミや節などのせいで製品に使用されなかったボディやネックなどもあり、またまた購入して帰るかどうかおサイフと相談を始める学生もちらほら(笑)。こちらで製作されたギターの試奏をさせていただいたりもしましたが、時間なので悩む学生を引っ張ってバスで広丘工場へ移動!

お昼は移動の途中バス内で済ませ、フジゲン広丘工場に到着。塗装工程とセットネックのジョイント工程を見学しました。こちらもきれいに整頓された工場内で、黙々と作業される作業員の皆さん。
セットネックのジョイントや塗装・艶出しはギター製作でも複雑な工程。大町工場の木工オートメーションとは対照的に、人の手による熟練の技術で、たくさんの製品が製作されていました。

使用する道具や機械の大小はあれど、この辺はCATの授業でも体験したことのある工程。しかし作業の一つ一つにかかる時間が短い!!特にスプレーガンによる塗装作業や艶出しの為のバフあてのスピードは圧巻…これに刺激を受けて、学生たちも実習をテキパキこなしてくれるといいのですが(笑)。

近年、自社ブランドのカスタムショップをオープンされるなど、ギターメーカーとして常に新しい取り組みをされているフジゲンさん。工場のスケールもあいまって、刺激の多い見学でした。
 

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