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Paraful Beats Interview

Paraful Beats Interview

作成日:2013/11/19

2年音楽ビジネス専攻 コンサート/イベント企画制作コースが主催した、初の学外ライブイベント「Paraful Beats」が9/9(月)ESAKA MUSEにて開催された。
これは、学生達が”元気で明るく、時には癒してくれる空間をつくりたい!”というコンセプトを考えるところから始まり、アーティストのブッキングや広報活動など、一から全て学生が企画制作したイベント。
5組のバンドが出演し、200名もの来場者が訪れて会場は熱気で包まれる一夜となった。

▼Re:Lust Scene(リ・ラストシーン)
Re Lust Scene1
オープニングアクトを務めたのはRe:Lust Scene(リ・ラストシーン)。
結成して数ヶ月ながらも静と動を使い分けるメロディアスな楽曲で会場を温めた。
これから彼らがどう成長していくかとてもワクワクするステージになった。

▼m’Life(ミライフ)
mLife1
メンバーにキャット卒業生を含むm’Life(ミライフ)のライブは力強いドラムとストレートな恋愛ソングで始まり、青春真っ只中の学生たちをドキドキさせた。
続くダンサブルなナンバーではフロア全体が大盛り上がり。
ラストは自然とみんなの手拍子が広がって、会場全体が温かい雰囲気と一体感に包まれた。

▼GRAND COLOR STONE
GRAND COLOR STONE1
“ムダに元気”を合言葉にするGRAND COLOR STONEは終始笑顔でパワフルなパフォーマンスを展開。
どこまでも響いていきそうな伸びやかなヴォーカル、迫力あるバンドサウンドと共にキーボードの音色がキラキラと会場を包み、一気に一体感あるハッピーな空間を作り上げた。

▼ ココロオークション
ココロオークション1
軽快なポップチューンにエッジーな歌声が見事に重なるココロオークション。
少し懐かしいようなメロディーを奏で、熱気あふれるパワフルなバンドサウンドで会場を包み込む。
そのステージは圧巻で自然と体がはずみ一瞬にして観客のココロを奪った。

▼ロマンチップス
ロマンチップス1
一曲目から観客全員が両手を上げ、体を揺らして歌い出す素晴らしい光景が広がる。
さらに、三人で演奏しているとは思えないほどパワフルでアップテンポなナンバーや激しいギターソロが飛び出してみんなを釘付けにしたロマンチップス。
「音楽は、楽しむだけです!」という素敵な言葉がしっかりと耳に残った。


今回、「Paraful Beats」に出演していただいた全バンドに、音楽ビジネス専攻の学生がインタビューを行いました。
それぞれ、熱い思いを語っていただきました。

 

Re:Lust scene(リ・ラストシーン)

Re Lust Scene2
メンバーは小宮卓也(Vo. & Gt.)、高岡大作(Gt.)、小山勇一(Ba.)、芝・パパス・公二郎(Dr.)。
4人全員CAT在校生で大阪を拠点に活動。
10.16初CD「Re:Long time no see」をリリース。

 

……まず、今回のオープニングアクトを担当しての感想からお願いします。
小山(Ba.) 「一瞬で頭真っ白になりました。めっちゃ人おるやーん!って!」
小宮(Vo. & Gt.) 「すごく楽しかったです!」

……Re:Lust sceneは全員CAT生ですが、自分たちの強みはどこにあると思いますか?
高岡(Gt.) 「メンバー全員仲良しなところです!」

……バンドの演奏や音楽性の面ではどうですか?
小宮 「型にはまらない演奏と楽曲。でもメロディーはPOPでキャッチーで歌の気持ちが伝わるようにしていて、そこで個性を出しているところが強みだと思います」

……最後に今後の活動に向けての意気込みをお願いします。
小宮 「もっともっと精力的にライブをしていこうと思っています。いつか、”ZEPPでアジカンと対バン”をぜひしたいです」
小山 「2年後には”5人に1人は知ってるバンド”になりたいですね」
芝(Dr.) 「秋にCDが出るので、それを全部売りたいです!」

Re Lust Scene3Re Lust scene4Re Lust Scene5

m’Life(ミライフ)

mLife2
メンバーは、黒田保輝(Vo. & Gt.)、sachang*(さっちゃん)(Key.)、石川.com(いしかわドットコム)(Ba.)、福田晃一(Gt.)、野田佳子(Dr.)。
これまでに、1stアルバム『TONE TONE』を発表。

 

……2ヶ月ほど制作期間をとって、ライブをお休みしていたそうですね。
sachang*(key.) 「そうなんですよ。今日はその間に作った曲をやらせてもらったし、機材を新調しての初ステージやったんでドキドキでしたね」
石川.com(Ba.) 「特に僕はキャットミュージックカレッジ出身なので、とても感慨深いモノがありました。ステージから見えたみんなの目がすごく輝いていて、僕もそうだったなと思って。音楽をやるきっかけをステージの上で思い出させてもらいました!ありがとうございます!!」

……すごくPOPな曲があるかと思えば、鋭く激しい曲もあっておもしろかったです。普段どんな曲から影響を受けているんでしょうか。
黒田(Vo. & Gt.) 「結構いっぱい聴きますね。小さい時は80’sのディスコやファンクなんかを親に聴かされまして。良くも悪くもなんですけど、やりたい事全部しようと思って始めたのがこのm’Lifeっていうバンドです」

mLife3……曲作りはどのようにされていますか?
黒田 「だいたい僕が楽曲を作って、僕の中にあるイメージをまず全部伝えてからみんなで分解し、組み立てていきます。誰もやっていないとこをやりたい!っていう意識は全員の中にあって、そういう意識でアレンジしたりして曲を作っています」

……今、もっともアピールしておきたいことは?
野田(Dr.) 「関西のコンテスト”eo music try 2013″にミライフがエントリーされまして。一次選考の700組程の中から上位45組の中に残る事ができました。その二次選考が投票制になっているので、曲を聴いてミライフいいなーって思っていただけたら、ご協力いただければと思います」
福田(Gt.) 「今後ともミライフをよろしくお願いします」

mLife4mLife5

GRAND COLOR STONE(グランドカラーストーン)

GRAND COLOR STONE2
ナカノアツシ(Vo.)、KOIKEMAN55(Key.)、宇田憲明(Ba.)、文田大作(Dr.)の4人で活動する大阪出身のバンド。
’04年にメジャーデビュー。
’06年に1stアルバム『GIANT PIANO』をリリースし、これまでにアルバム3枚、ライブDVD『LIVE DVD「GRAND10 THE LIVE!!」』などを発表。

……今日のライブはみんなが笑顔になるようなハッピーな空間が生まれていましたね。
ナカノ(Vo.) 「みんなの反応がすごく良くて楽しかったです。どんどん空気がまとまっていく感じでテンション上がりました」

……今回のイベント”Parafull Beats”のParafullは、”パワフル(Powerfull)”と”カラフル(Colorfull)”を合わせた造語なんですが、みなさんのパワーの源や、毎日をカラフルにするものがあれば教えてください。
GRAND COLOR STONE3宇田(Ba.) 「素直に音楽が好きでベースが好きだっていう気持ちがパワーの源です」
文田(Dr.) 「みんなの笑顔や盛り上がっているところを見ると、自分もアドレナリンが出てきてパワフルなプレーができるので、ライブで演奏するというのが大きいですね」
KOIKEMAN55(Key.) 「カラフルという点では、僕らの楽曲ではカラフルになるような部分は僕が担当しているピアノの音色ですね」
ナカノ 「音楽をしていると、いろんな所に行って、いろんなものを見て、いろんなことをするので、自分の人生に新しい色がどんどん増えていってカラフルになっていきますね。この4人じゃないと17年も続けられていないと思うし、僕らにしか出来ない音楽がGRAND COLOR STONEだと思っています」

……大好きな音楽に関する仕事ができるようにがんばっている私たち学生にメッセージをお願いします。
KOIKEMAN55 「今音楽をやっている若い人たちは何かと”やらない”、”やりたくない”理由を見つけて、やらないことを肯定してしまっているように感じます。でも大事なのは続けることで、続けることによって見つけられる事がたくさんあるし、やらなかったら何も始まらない。だからやりたくない理由を探すんじゃなくて、やれるような理由を探すような気持ちで何でも続けてほしいなと思います」

……はい!がんばります。では、今後の活動予定を教えてください。
ナカノ「12月7日に高槻現代劇場で”高槻魂!!600″というイベントをやるのでぜひ観に来てください」

GRAND COLOR STONE4GRAND COLOR STONE5GRAND COLOR STONE6

ココロオークション

ココロオークション1
’10年に大学の同級生で結成し、大阪を拠点に活動。
メンバーは、大野裕司(Ba.)、井川聡(Dr.)、粟子真行(Vo. & Gt.)、冨山吉孝(Gt.)。今年3月に2ndミニアルバム『深海燈』をリリース。

……軽快なポップチューンにエッジーな歌声が見事に重なるステージは圧巻でした。
井川(Dr.) 「今日はめっちゃ楽しかったです。良い機会をありがとうございました」

……ところで、”ココロオークション”というユニークなバンド名の由来を教えてください。
粟子(Vo. & Gt.) 「オークションという言葉には”価値を高める”っていう意味があるんですよ。決して自分たちの心を競売にかけるという意味ではなく、僕らの音楽で聴いてくれた人たちの心の価値を高められたらいいなと思って名付けました」
ココロオークション2粟子 「僕自身もそうなんですけど、迷っていたり、一歩踏み出せないときに僕らの音楽で背中を押せたらいいなって思っています。僕は童謡のような懐かしさを感じるメロディーがすごく好きなので、音楽性においては日本人の良さを生かしたメロディーを作りたいと日々思っております」

……今後の活動予定をお聞かせください。
粟子 「秋にCDを出して、またツアーで全国をまわっていきたいと思います。あと、12月1日に大阪・福島の2nd LINEで初のワンマンライブもあるので、大成功させたいなと思っています」
大野 「集大成的な感じって思われがちですけど、それだけじゃつまらないと思うので、半分以上新しいもの見せたいなと思っています」
粟子 「新曲をいっぱい作って披露できるように持っていきたいなと思います」
冨山 「今まで自分らがやってきた曲に加え、普段やってない曲ができるのも嬉しいです。それに向けて一番テンション上がっている状態に持っていきたいなと思っています」
井川 「正直ちょっと怖いけど、自分も楽しむし、見てくれている人も楽しめるように死ぬ気で頑張ります! よかったら観に来てください」

ココロオークション3ココロオークション4ココロオークション5

ロマンチップス

ロマンチップス2
’10年大阪府堺市で結成された3ピースポップスバンド。
メンバーは、光伸司(Vo. & Gt.)と光浩司(Ba. & Cho.)の兄弟と藤井秋平(Dr. & Cho.)。
今年6月に3rdシングル『タイムマシーン』をリリース。

……1曲目からコール&レスポンスができるとても楽しいライブでした。
光伸司(Gt. & Vo.) 「やっぱり音楽をやる上で一番大事なことって楽しむってことやと思っているので。今日は改めて”音楽、楽しいな”って思えてほんまにいいイベントやなあと思いました」

……先ほどのライブで『タイムマシーン』という曲がありましたが、あの曲は過去の自分へのメッセージのように感じました。”音楽で食べていくぞ!”という志を持ってCATに入ってきた学生でも、だんだんギターを弾くのが嫌になってしまうような場合もあったりします。そういう学生に対して、何かメッセージをいただけたらと。
伸司 「専門学校にいると周りと比べたりして焦る事もあるけど、ほんまに音楽始めた時の気持ちを思い出して、楽しくギターを弾いたらそれだけで俺はいいと思う。楽しむ人が結局一番うまくなっているし、楽器のプロの人って好きで練習していて、誰よりも楽しんでいる人がうまくなっていると思うから。楽しむって気持ちを忘れないようにしてほしいいです」

ロマンチップス1……ありがとうございます。ところで、お二人はご兄弟ということですが、一緒に活動していて兄弟喧嘩とかされますか?
伸司 「曲を作っている時だけ、たまーにちょっともめたりはしますね」
光浩司(Ba.) 「意見の出し合いが多いかな。家帰ってからは平穏なので、スタジオ以外で喧嘩したこと一回もないです」

……音楽的なルーツというのは?
伸司 「元々僕はずっとエレクトーンをやっていたんですけど。兄が中学校の時にロックミュージックに目覚め、その頃学校でもバンドが流行ってまして」
浩司 「B’zが全盛期で、ちらほら楽器やってる子が増えてきたので。自分もそれぐらいから始めたんですけど、いつの間にか弟がギター持ってました」

ロマンチップス3……ライブでは重量感あるサウンドの曲もありましたが。
伸司 「今はポップスをやっているけど、小学・中学校の頃は王道なメタルばっかり聴いていました。でも、その1ヶ月後ぐらいには”ゆず、むっちゃかっこええやん!”ってなって。そこからだんだんポップスの方向に行って、今もスピッツとかすごく好きですね」
浩司 「あと、一人ずつ楽器で出している音がデカいかもしれないです。音圧で勝負するわけじゃないけどある程度はデカくして、楽しむのが一番かなあと。そう思って、デカい音出して楽しみながらやっています」
伸司 「4人バンドとかに負けたくないから」

……最後に今後の抱負をお願いします。
浩司 「10月20日のツアーファイナルに向けて頑張ります」
伸司 「ほんとに”音楽やっててよかったな〜”て、胸はって言えるような活動をして行きたいです。メンバーと仲良く、楽しくやりたいから音楽始めたので。メンバーと仲が悪くなって、音楽が楽しくなくなったらやる意味がないかなと思っています」
ロマンチップス4ロマンチップス5ロマンチップス6