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小笠原先生のUSAツアー道中記13

小笠原先生のUSAツアー道中記13

作成日:2007/10/11

10/6 – SKIPPER’S – Tampa, Florida ツアー終了 アメリカでのサーキットは無事終了しました。全走行距離は10,500マイルでした。今回は中東アメリカを中心に回りました。 立ち寄った場所はまず、ジョージア州アトランタからサウスキャロライナ、ノースキャロナイナを抜けてバージニアで2ヶ所、それからデラウェア、メリーランドを抜けてニューヨーク、ニュージャージー、ロードアイランド、それからオハイオをたくさん廻って、北にいきました。ミシガンを抜けて ウィスコンシンのミルウォーキー、ここはハーレーダビットソンをつくってますなー。で、バイカーフェスのアイオワ、ミネソタ、それから南へ下って、それからアイオワ、イリノイを抜けてネブラスカ、それからミズリー州カンサスシティー、で横に激しく移動して、イリノイ州カーボンデール、で思いっきりまた西に移動してカンサス州、でまたもやミズリー州セントルイス、でさらに北東に移動してケンタッキー州、しかしKFCはうまかったです。で、南におりてテネシー州のマリービィル、で、バカでかいウエスタバージニアに行き、アラバマに下がり、しばらくはアトランタで練習し、それからさらにかなり南下して、フロリダのマイアミ近くにいき、最後はタンパで終了しました。 この手のツアーを乗り切るためにはやはり体力と気合いと柔軟性が必要になると思います。 例えばサウンドなんかでいいますと、機材が変わりますからある程度自分で考えてセッティングする必要があります。アンプの特性を知っていたら便利だと思いますから、学校にあるアンプをたくさん試してみてください。 精神的な事でいいますと、毎回思うことは、まず一人一人がしっかりと目標をもち、時間や労力を惜しまずに、やりたいことに向かって進むというのは当たり前の話なんですが、まずは、好き嫌いや体調管理や身の回りの事を、最低限自分で出来るようになることです。で、下準備がないと何かとあたふたしてしまいますから、練習や不安である部分を極力解消する努力が必要です。 まぁーどこの世界でも同じですがね。いつかは一人になりますから、気を強くもってやりましょうね。 アメリカは広いので、ツアーなんかを長い間やると自分がどこにいるのかわからなくなります。人によってはイライラしたり、ホームシックにかかったりします。食物もかわりますから、なおさら大変です。私はなーんにも気にしませんから大丈夫です。とゆーのは18才から一人でセイカツしていましたから、贅沢は必要ありませんし、人のアドバイスもしっかり聞くようにしていますが、やはりエゴはでます。でも、ある意味バンドは家族で、兄弟ですから、気付いたことは言ったほうが良いはずです。相手を考慮しての話ですがね。旅を重ねるごとに成長出来たらいいなーと、いつも感じています。 で、今回は初めてゼマティスのメタルフロントをアメリカで使用したのですが、私のプレイよりも楽器のほうの人気が高かったのはありがたいのかどうかはわかりませんでしたが、新たなトレードマークといいますか、ゼマティス=わし。が出来てよかったかな?皆さんもそんな相棒に出会いますから、大事にしてあげてくださいね。いつでもお手伝いさせてもらいますから。 アメリカのクラブと日本のライブハウスの違いは、まず入場の時なんですが、お酒なんかを出すところでは日本人は若くみられますから、必ずIDをもっていたほうがいいと思います。この国は運転免許は16才から取得できるようですが、21才以上でないと単独で入れない所もありますから注意してください。保護者同伴でしたら大丈夫な所もありますからね。 大抵のコンビニエンスやショップでは午前2時を回った時点での酒類の販売は禁止になります。タバコもIDの提示が必要になったりします。英語が不得意な人には、店員もどうしたらいいのかわからなくなってしまい、全然違うものをだしてみたりしますから、辞書、英和、和英を持っていくことをすすめます。ちょっと恥ずかしいでしょうが、一度使ったセンテンスや単語は覚えてしまいますから、ある意味エクササイズなのりで、試してみてください。 ロスなんかは車社会の典型ですから、夜にふらふら歩いている人はあまりいません。かえって不審がられます。それとあまり安全とはいえないので、なるだけそのような行動は避けたほうがいいかもしれません。ハリウッドあたりには沢山の楽器屋さんがありまして、寄ってみてください。とくにユーズトアンプやペダルはたくさんあります。で、私が一番よく立ち寄っていたのは質屋。PAWN SHOP。時々嘘みたいな値段で楽器類やジュエリーが売られていますから、機会があればよってみてください。ただし店員は、護身用にガンを持っている場合がありますからびびらないように。入り口はロックされている場合がおおいですから、ブザーを鳴らしてあけてもらいましょう。 実は私はCATで幾つかの授業を担当していますが、一番聞いてもらいたいことはツアーの時の事、レコーディングの事、バンド以外での活動についてたくさん質問してもらえたら、いい答えが見つかるかも知れませんから、気軽に尋ねてください。テクニックなんかは、まれに各々の価値観でその内容はかわりますが、一人でも多くグローバルに活動出来るアーティストがここからでるように 力不足ではありますが、私なりに頑張ります。これが私の出来る一番のことなのかもしれませんから。演奏技術を磨いて同時に人間も磨けるようにお互い努力をしていきましょうね。 では、そろそろ帰国の準備にはいります。このブログも一旦終了します。次はどこの国からできるかな?まずは日本で会いましょう。関係各位の皆様、数々の迷惑をおかけしました事をお詫びし、色々と協力ありがとうございました。 それでは、また。