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小笠原先生のUSAツアー道中記9

小笠原先生のUSAツアー道中記9

作成日:2007/10/02

小笠原先生のUSAツアー道中記9

KANSAS~WICHIKA ~ST.LOUIS 9/22 – HANGAR 9 – Carbondale, Illinois 9/23 – STIX – Wichita, Kansas 9/25 – BB’S JAZZ, BLUES & SOUPS – St. Louis, Missouri カンサスシティーから走ること6時間でウィッチカに到着。あまり日本人はいてなさそうで、ジロジロと珍しそうにみなさん私たちを見ていましたが、どうかしたんかいな?と。 で、この町に向かう途中に広大な草原がありましてね。どれくらい広大かというと、時速80マイル(約130キロ)で飛ばしていて、30分の間は360度地平線までの大パノラマ。おそらく、大阪府よりはでかいなー完璧に。途中であきあきしたもん(笑) で、この町ではなんと、プロモーターの関係者が手作りの料理を作ってケータリングしてくれましてね。まずは豆を甘く炊いたもので、 これはフジッコのお豆さんのような非常に美味しいものでして、これで腹がふくれたようなもので、しかも子牛のリブステーキがゴッソリとでてきまして、イタリアン、やや辛、普通と食べまくりまして、かなり幸せな時間を過ごしましたよ。やはり、食は心を豊かにさせますね。 でも、肝心のライブは音響がダメでね、ハウリングがすごくてコーラスはできないし、私の左斜め上にでかいファンがあり、この風のおかげで髪の毛がワシャワシャになり、前がみえなくなり、セットリストは遥か彼方へ飛んでいき、髪の毛つかみながら弾きまくり、髪の毛食べながら歌いまくり、そらぁー楽しいひとときでしたわ。 それから、大好きなセントルイスに向かいまして。ここはいつもカージナルスのスタジアムの裏にある、高級ホテルに泊めてもらうんで毎回楽しみにしてましてねー。お店の料理もとてもおいしく、今回は16OZのティーボーンステーキをよばれました。だいたい450グラムかなー、デカ過ぎやね。何でもデカいようなんで、オーダーするときは気を付けてくださいな。 で、ライブではお店に満員のお客さんが2セット終了までいてくれて、まるで横浜でやっているみたいな盛り上がりでしたよ。演奏もよかったしね。毎回、ゼマティスベースが注目を浴びるんですが、私よりもベースの写真を撮って帰るのはどうゆーことやねん、と。派手好きのアメリカ国民のハートを掴んでるとゆー事なんですがね。 で、今回は道行く人についてなんですが。たとえば、空港なんかで台車を持っている人に話し掛けられ、それに荷物を詰め込み、車やラゲージ預かりのところまで持っていってもらって積み込みまでしてもらったら、だいたい15~20ドルは払わないかんなー。だから、3ドル位してもレンタルの台車で荷物を運んだほうが安上がりで、しかも不安になりませんから。で、道行く人に器材の搬入を手伝われても、だいたいホームレスの人なんで、5ドルは払わないといけないねー。 で、突然“金くれ!”って言われますから。その時は、英語を喋れないふりをしましょう。色んなパターンで、せびってきますから。たとえば、手に包帯をまいて、血糊をつけて、“今から病院に行きたいのだが、10ドル貸してくれ”とか、“タバコくれ!”と言われて、その後、金をせびられたり。いきなりスケボーで少年がやってきて“1ドルくれ!”とかゆーたり。 英語喋れたら、なんやかんや言えばいいですが、たいてい払ってしまうようなんで、こんな奴らは無視して逃げてきてください。私は一切払わないですが、町のホームレスにはときたま硬貨を渡したりします。ですが、あまり近づかないようにしてくださいね。アメリカは子供でも銃の買える国ですから、危険に近づいたらあきませんよ。