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小笠原先生のUSAツアー道中記7

小笠原先生のUSAツアー道中記7

作成日:2007/09/22

小笠原先生のUSAツアー道中記7

MINNESOTA~NEBRASKA 9/15 – TREE FROG MUSIC FESTIVAL – Faribault, Minnesota 9/16 – THE LONGSHOT – Woodruff, Wisconsin 9/19 – WHISKEY BONES – Rochester, Minnesota しばらくミネソタ州のミネアポリスに滞在していました。オフだったので、ちょっとゆっくり休ませてもらいました。今、日本は秋かな?残暑がきびしいのかな?ミネソタは秋です。 ここミネソタは、LAND OF 1000LAKES と呼ばれている所で、あちこちに湖があります。その湖に PIKE と呼ばれる、くちばしを持った魚(淡水魚)がいるそうです。それは60センチ以上にもなるようで、フライやルアーフィッシィングでは人気があるそうです。もちろん、食べることも出来るようですよ。確か、カマスの一種のはずですから。まぁ、こちらはキャッチ アンド リリースなんだと思いますがね。 で、休みだったので、釣りではなく、またもや野球に行きました。メジャーリーグにはまってしまいましたわ。なんといっても守備がムチャクチャ巧いから、見ていて感動しますよ。 今回はミネアポリスのメトロドームに、ミネソタ ツインズ VS テキサス レンジャース のカードを観に行きました。 やはり、迫力はさすがやなーと感じました。しかも、地元のチームはムチャクチャアナウンスや音楽が流れてスタジアムもろとも応援するんですが、ビジターのチームの時はブーイングか静けさに包まれているかのどちらかで、いわゆるこれを、完全アウェイーとゆーんやなーと思いました。初めての選手はやりにくいやろなーと。 結果は4-2でツインズの勝ちでしたが、試合終わったらそそくさと皆様帰られます。ほら、甲子園に行ったことある人ならわかると思いますが、終わってからが盛り上がるでしょー。六甲おろしを大合唱して勝利をわかちあいますよね。それはないですわ。あっさりしたもんです。試合中は甲子園並みにかなりエキサイトしますがね。 で、今回は電源の話をしてみたいと思います。日本は 100V ですが、アメリカは 117V です。海外でライブをやるときにはエフェクターなんかで電源を使う人は注意しましょう。壊れます。逆に、アメリカから持ち帰った器材をそのまま使うときは、スライダック(電圧をかえる機械)を使いましょう。国内で購入しても代理店やお店に必ず確認してください。歪むポイントが早くなる(通常よりボリュームの低い所で歪みはじめます。)ので、不自然に感じることがありますから。ヨーロッパは 220V ですから、さらに変わります。マーシャルをヨーロッパでならすとムチャクチャいい音になります。豪快です。ヨーロッパツアーでアンペグV9とゆー強烈なアンプを使った時の、あのサウンドは忘れられないくらいです。 余談ですが、中国の上海で1週間滞在しライブをした時はなんと、電源が 117V と 220V がありまして、びびりましたがね。しかも、この220Vというのは感電したら非常に死にやすいらしいので注意しましょう。 ちなみに私は、アレンビックのAMPという古い器材を24年間使用しています。若い時に買ったものです。この時にフェンダー66年のジャズベース(スペックは64と65年製)を45万円で購入しました。私のはマッチングヘッドでキャンディーアップルレッドなんで、最近は相当な値段がついているようですが、一生手放さないでしょうね。形見になりますわ。 若いうちに沢山いいものを揃えたら耳も肥えるし、下取りの時にかなり値段つきますし、困った時に助かるし(笑)、出るところに出たときに恥ずかしくないし。まぁー、楽器の値段で音楽するわけではないからそんな事はいいのですが、もしプロミュージシャンになりたいのならば器材にはこだわるのも必要なのかもしれません。 “器材なんて関係ない!フィーリングだ!”とかいっているミュージシャンに限っていいの持ってますからね。やはり、あくまでも道具ですが、大事なものです。長く付き合える物を選んでくださいね。でも、果てしない追求はしましょう。好みの音が出るその日まで。 海外の電化製品は電源以外に、ねじの規格も違います。日本はミリとセンチ、アメリカはインチです。従って、アメリカ製の楽器を持っている人はパーツ交換の時に確認してから購入しましょう。 これしかし、今、アイオワ州に入ってかれこれ2時間なんですが、道路の両脇はずっととうもろこし畑とソイビーンズ畑が地平線まで広がってるんですがねー。なんちゅう広さなんだろうか。そらぁ、農薬を飛行機でばらまくわなー。確実に吹田市よりはでかい畑が普通にあるなーと。昔は小麦が主食やったようですが、今はとうもろこしに変わったようです。とうもろこしからは沢山のものが作られるからみたいで、肥料、油、燃料、パン、とスーパーな食物であったりします。 しかし、いつまでこの景色は続くのか。閑かでいいのだが、なんか飽きたがな。