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小笠原先生のUSAツアー道中記6

小笠原先生のUSAツアー道中記6

作成日:2007/09/21

小笠原先生のUSAツアー道中記6

OHIO~WISCONSIN ~IOWA~MI NESOT 9/9 – SEAGATE CENTER – Toledo, Ohio (with ZZ TOP!!!) 9/12 – ROUTE 33 RHYTHM & BLUES – Wapakoneta, Ohio 9/13 – SHANK HALL – Milwaukee, Wisconsin 9/14 – STATE LINE RALLY – Keosauqua, Iowa オハイオから移動すること376マイル、ウィスコンシンのミルウォーキーにやってまいりました。途中、インディアナ州を通過します。 インディアナ州にはタイムゾーンと呼ばれるいわゆる時差が出来る地点があり、一時間早くなったり遅くなったりします。アメリカだけでハワイを含め6ヶ所あるらしいです。国内で時差があるとゆーのは、ワラケテきますな。でかいわけです。今こちらは昼の1時45分ですから日本は夜中ですね。 で、5時間かけてミルウォーキーに到着。 SHANK HALLもやはり有名なクラブで、スタンリークラークに、トニーレビンに、ジョンエントウィッスルに、ガバメントミュールに、イングウェイマルムスティーンに、マイケルシェンカーが出演しているクラブで、かなり音響もよく、ステージもよく、最高でしたよ。 普段、ブルーストーンとしてライブするときは、ギター、ベース、ドラム、パーカッションで、モニターにはドラムを中心にギター少々を返してもらいます。ベースは少しくらいかな?返さない時もありますが、少し位あるほうがよく聞こえて、リキまなくていいからね。アンプからの音のやや外に立ってモニターします。だから、モニターの前はすっきりしています。 ドラムのモニタリングのやり方はね、あまりバスドラムの低音を上げない感じにして、ハイハットとスネアとライドを中心に返してもらいます。自然に聞こえるくらいにします。あまりでかかったらやりにくいし、他の音がモニタリングできないですからね。 クリスと演奏するときは、また違った風につくります。 まずはドラムをやや大きめにします。そしてベースは返さない様にします。で 住友氏のギターを大きめに返します。となりにクリスのアンプがあるので、音の壁が出来るのでドラムと住友氏のギターは聞こえないですから、しっかり作らないとエライ目にあいます。 しかも、コーラスがありますから、自分の声も相当返します。クリスの声も相当返します。コーラスが悪いとかなりクォリティー下がりますからね。比率の大きさは、クリスと私の声が同じ位で次にドラム、ギター、パーカッションです。 クリスのギターは返しません。後ろでガンガン鳴っていますから必要ありません。 ギタリストに注意してもらいたいのは、あまり低音をブースとしない事です。どのみちロックバンドは大音量になりますから、ボリュームあげたら勝手に低音はでますから。しかも、ギターの低音は全体をぼやけさせますから注意しましょ。ギターの低音は全部覆い尽くしますから。タイトな低音にしましょう。マーシャルなんかでしたら、ベース0のギタリストも多いですからね、そのあたりは慎重に研究しましょう。後、コーラスやトレモロ系のペダルは低音出しすぎると気持ち悪くなりますからきをつけましょう。 今回のツアーはギターが二本あるので、意識的に硬質なサウンドにしています。ゼマティスベースとアンペグを使っている影響もありますが、トレブルは押さえ気味にしてベースを 6 ミドルを 4 トレブルを 3 にしています。で、ブリッジ側で弾いています。なるだけ音程感のあるサウンドと、安定感のあるタッチでボトムはかためています。チューニングは1ステップダウン(半音下げ)なんで、普段よりはやや太いゲージの弦を使用しています。普段は 45 60 80 100 ですが、 50 65 85 105 にしています。私の場合は、あまりゲージ変えても気にならないから大丈夫なんで簡単にゲージ変更したりしますが、半音下げにするとテンションが変わるので、それを少しでもいつもと同じ感じにしているだけです。いわゆる、気持ちの問題かもしれません。 弦のメーカーはアニーボールと契約していますから、それを使用します。手触りもいいから好きです。 ただ今回は、ややベース自体をいじくりまして、ナットは象牙に交換しました。硬質なサウンドと立ち上がりの早さがほしかったのでそうしました。私のは、昔からあったいわゆるデッドストックですから、ワシントン条約で象牙に関する輸入・売買が禁止される以前に所持していていたものです。音がストレートにでます。象牙の部位によって硬度は変わりますから、なんでもいいというものではありません。外側が一番硬いので、そこよりはやや内側の物にしています。でもオールドのフェンダーにはビンテージボーンを使用しています。象牙はあまりあわなかったです。 ピックアップは、フロントもリアもダンカンからジェイソンローラーに変えました。ビンテージピックアップを忠実に再現したこれは、かなりいいですね。特にPのマイクはかなりいいです。個人的にジェイソンローラーさんとは交流がありますから、色々と連絡を取り合って、アドバイスをしてもらったり、尋ねたりしています。 ケーブルは単線使用のトーン エレメンツ ケーブルを使用しています。単線ケーブルは踏みつけたりすると、ポキッと折れたりしますから注意が必要です。音質劣化がほぼ無く、倍音が綺麗に再生されるので気に入っています。特にローのタイトな締まり具合が最高ですね。 器材の話はまたにして、もしアメリカに行くことがあればこんな事に注意してください。 まずは、食物。これはかなり塩っぱいです。ハンバーガーもです。 すべてに等しいです。日本人には厳しいですから、覚悟してください。 それと、辛い物は危ないです。私は以前、アトランタでバッファローチキンや、フロリダでカラペーニャを入れたホットドックを食べましたが、倒れました。あまりの辛さに一口食べて、腹が立ちまして、ホテルの部屋のごみ箱に思い切り投げ付け、10分は倒れました。辛さが痛さになります。ヒリヒリします。火を吹きます。バッファローチキンは辛さと塩っぱさで、体調を崩しましたがな。 それと、ポテト関係も塩っぱさでいっぱいになります。腹立ちます。しかも、この辛さ・塩っぱさ・ポテトは腹がパンパンに張り、一日中放屁する事になります。気を付けましょう。やはり、アメリカ人は肉色中心ですから、日本人はたくさん野菜をとらないと最悪の結果を招きます。 太るは、腹でかなるは、大変になりますから注意してください。 それとシャンプーとリンスは携帯しましょー。アメリカやヨーロッパの物は日本人には厳しいです。やけくそのように油分を奪い、 水分も奪い、キューティクルを剥がし、パサパサにしてくれますわ。櫛なんか通りませんから。日本で使っているお気に入りの物を持っていくことをすすめます。 写真の人は、友人になったGREG RZABとゆーベーシストで、シカゴからはるばる車でミルウォーキーまで遊びにきてくれましたわ。彼はブラッククロウズやバディガイ、オーティスラッシュ、ガバメントミュール、ジミーペイジなんかでプレイしているセッションプレイヤーで、ナイスガイでした。だから、彼をステージに呼んで2曲弾いてもらいました。その間、私はパーカッションしてましたわ。 旅は友人をたくさん作ります。 今、私はミネソタにむかっていますが、ジュニア ブラウンさんと一緒になります。いまから楽しみです。ではまた。