CAT TOPICS
ギターエンジニア専攻1年工場見学アフターレポート
10/17・18、ギターエンジニア専攻1年工場見学で愛知・岐阜・長野をまわってきました!
訪問先は愛知県・アイチ木材加工さん、寺田楽器さん、岐阜県・ヤイリギターさん、長野県・フジゲンさん。
楽器用の木材屋さんアリ、エレキの楽器工場アリ、アコギの楽器工場アリ…で盛りだくさんの2日間となりました。
早朝に学校集合、スグに貸し切りバスに乗り込み走ること3時間、
まず伺ったのは楽器用の木材を取り扱うアイチ木材加工さん。
予想を上回る木材の量に驚く学生たち。
木材を切ったり貼ったりする大型の機械はもちろんのこと、
NCルーターやアーチドトップの金型などの特殊機械も数多くあり、学生たちは一つ一つに見入っていました。
またCATの卒業生が3名在籍しており、
先輩の仕事を見ることが出来たのも学生にとって刺激になったのではないでしょうか。
最後に木材を自由に見る時間を取っていただき、ワイワイと木材を手に取る学生たち。
スーツ姿で木材を触ってるのはかなり違和感ありますね(笑)
あまりに盛り上がりすぎて出発時間を超えてしまい、昼食を移動しながらバスで取るハメに(笑)。
そして、2件目は寺田楽器さん。
長い会社の歴史の中で培われた楽器製作のノウハウを活かし、国内外の様々なブランドのギター・ベースを
OEM(外部企業からの発注で委託を受け製品を製造すること)で製造する、楽器製造工場です。
工場内では同時に色々なブランドの楽器が作られています。
話によると海外の某有名ブランドの担当者が工場を視察に来られた際に、
効率よく様々な楽器が製造されていく様子を見て絶賛されたとか。
日本の誇りですね!!
量産とはいえ、手作業で進められる工程も多く、
交渉というより各工程専門の職人さんが集まった大きな工房といった感じ。
ここでも卒業生の作業する姿が。頑張ってるね~
学生たちの質問にも答える時間を取っていただき、興奮さめやらぬ間に寺田楽器さんを後にします…
この日ラストの訪問先はヤイリギターさん。
学生たちは授業でアコースティックギターのリペアや構造は勉強するものの、製造工程を見るのは初めて。
普段なかなか見ることの出来ない、アコギの出来上がっていく姿に、これもまたメモを片手に真剣な眼差し。
最後は、40年にも及ぶ楽器製作のキャリアを振り返り、
社長さんから学生たちに今後の楽器作りについて熱いメッセージを戴き、この日の見学は終了。
一路宿泊先の長野県へ!
食事も豪華!
丸一日の長いバス旅、若いとはいえさすがに学生たちも疲れているだろうと思いきや…楽しい夜だったようです(笑)。
さあ、2日目がスタート、まずはホテルでの朝食。
そしてバスに乗り、この日お邪魔するフジゲンさんの大町工場へ。
1日目の寺田楽器さん同様OEM生産も行っていますが、
オリジナルブランド「FUJIGEN」等も製造されているとのこと。
同じ楽器製作工場ですが、建物内の雰囲気もまた違った感じ。
各社、それぞれにキャラクターがあって面白いですね。
スゴイ数の楽器が出来上がっていて驚き!
こちらでは、ギターベースの木工加工、最終組み込みが行われています。
ここでも卒業生発見!
そして移動して昼食をはさみ、同じくフジゲンさんの広丘工場へ。
こちらは主に塗装工程と、セットネック工程を行っているとのこと。
毎年、職人さんのバフあて(塗装面のツヤ出し)の超絶スピードをみて
学生たちが恐れおののくのが恒例ですが、今年も例に漏れず。(笑)
2日に渡って行われたギターエンジニア専攻工場見学もこれで終了!
帰りのバスでは
「俺はあの工場で働きたい!」「社長さんの話、面白かったなぁ。」「想像より工場内ってキレイだったよね!」等…
色んな感想が飛び交ってました。
1年生ももうすぐ就職活動がスタートする時期。
楽器そのものや自分の将来に対して、また違った目線を持つことが出来るようになったのではないでしょうか。
見学を快く受け入れてくださいました各企業様、ご協力本当にありがとうございました!!