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ドラム・テクニシャン 梶谷氏特別セミナー「ドラムセットアップ・チューニング講座」

ドラム・テクニシャン 梶谷氏特別セミナー「ドラムセットアップ・チューニング講座」

作成日:2011/08/12

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夏休みの最中、ドラム・テクニシャン)、梶谷氏の特別セミナーが開催されました。

テクニシャンとは、ミュージシャンに代わって楽器の

セッティング、メンテナンス等のサポートをするスペシャリスト。

本校教育サポーター、“手数王“こと菅沼孝三氏が本校での特別授業に来られるときには、

テクニシャンとして同行されていたものの、梶谷氏の特別セミナーとしては今回初めての来校です。

 

音楽業界の第一線で活躍されている楽器のスペシャリストから、

直接ドラムのセッティングやチューニングを教えていただけるとあって、

ドラム専攻はもちろん、ギターエンジニア専攻、音響専攻の学生も集まりました。

 

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太鼓をバラして構造を見るところからスタート。

「ドラム専攻以外の学生もいるので…」と基本的なところから解説を始めていただいたようですが、

ドラム専攻の学生もラグ(ドラムヘッドを張るボルトをシェルに止めるパーツ)を外すところまで見る機会は少なく、興味津々。

新しいヘッドを張る際の手順と注意点も、意外と知っているようで知らなかったポイントも。

 

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ドラムのセッティングでは、搬入の際の注意点やモニター位置との関係についてのレクチャー、

他の楽器のテクニシャンとのやり取りの裏話についてまで飛び出し、

テクニシャンを目指す学生にとって、普段の授業では聞けないような現場の話が聞けてかなり勉強になった様子。

 

そしてチューニングについては『ピッチ』・『音色』・『フィーリング』をテーマに、

具体的なチューニング方法を教えていただきました。

最後には、13インチのタム×3をチューニングのみで

ハイ・ロータム、フロアタムとしてセットを組むというハナレワザも!

梶谷さんも、「初めての試みで、どうなるか分かりませんが…」とは仰っていましたが、

試打したドラム専攻の学生も「コレはコレでアリ!」というほどのチューニングに仕上がるあたりはサスガ!!

 

途中、錚々たるドラマーの名前が挙がり、

「あのときのセットはこうだった」「あの人はこういう好みなので…」

という経験談が聞けてドラマーはかなり嬉しかったのではないでしょうか。

「何も考えずにドラムセットを組むプロのドラマーは居ない。

どんなに変わったドラムセットにも、必ずプレーヤーの考えがある。」という、

第一線で活躍されるテクニシャンならではの奥深い言葉が印象的でした。

 

最後に質疑応答、中には持参のスネアを見ていただく学生もいたりと、内容の濃い1コマ(90分)…

…のハズが、なんと2コマ(180分)近くの時間が経過!!(笑)

梶谷さん!長時間、ホントにありがとうございました!!

今日の経験を活かし、ドラム専攻の学生は自分のプレイの、

スタッフ系専攻の学生は現場での仕事の、グレードアップを目指してください!