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ギタークラフトマン 志田涼氏特別授業開催

ギタークラフトマン 志田涼氏特別授業開催

作成日:2007/12/23

ギタークラフトマン 志田涼氏特別授業開催

ギターエンジニア専攻特別授業 今年度2回目になる志田涼氏(志田工房)による特別授業が、12月17日(月)にギターエンジニア専攻を対象に行われました。 志田涼氏は三重県でアコースティックギター、ソリッドギター製作、リペアを専門に営んでおられるギタークラフトマンです。 今回はまず、現在の木材市場に措ける木材事情のお話からスタートしました。 数年前まで当たり前に使用していた木材の一部が、現在では非常に入手困難な状態だそうです。木というのは、輪切りにした木目を見るとわかると思うのですが、年輪(木目)があります。この年輪は1年間で1つ輪(木目)が増えていきます。ギターに使用されている木もかなりの年数をかけて育った木材を使用しているので、ギターを製作する時には必ず、木材に対して気持ちを込めて大切に使用する事、無駄にしない事。その為にはまずどの様に加工したいのか完成型のイメージをしっかり持つ事が大事です。 この道一筋の志田氏からギター製作に懸ける熱い情熱が感じ取れるお話を語って頂き、本日のメインテーマである、「アーチドトップ加工」の実習が始まりました。 ギターボディーのトップ面にあたる木材を、カンナで削り、滑らかな曲線カーブをつけていくという、非常に高度な技術を要する作業です。 レスポールを知っている方は分かると思うのですが、ボディーの表面が真っすぐな板状ではないですよね?滑らかな曲線になっているはずです、そう!あれを手作業でやるんです。完成品を見て触れ、手触りで感覚をつかみ、ひたすらカンナで削る。これを繰り返しカーブをつくります。 2年生はさすがに作業が早い!みるみる内に理想の形になっていくのがわかります。でも左右均等に合わしたりネックジョイント付近は難しそう・・・1年生も一生懸命削っていましたが、なかなか思い通りにならず大変そう。この高度な技術を身をもって体感した様子でした。 あっという間の時間でしたが、内容の濃い授業となりました。この様な経験は、なかなか出来ないので、非常に良い経験になったかと思います。 今回学んだアーチドトップ加工の技術を、今後の作品にぜひ生かして欲しいと思います。 志田工房 http://www4.ocn.ne.jp/~sidakobo/

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