皆さんは、音響や照明、イベントに関わる仕事と聞くとどういったものを思い浮かべますか？
コンサート、舞台、ライブハウス、野外フェス・・・等々、アーティストやバンドが登場する現場が想像されると思います。

実は、皆さんが想像している以上に、業界にはたくさんの仕事が存在します。

その一つが「ブライダル」。結婚式、披露宴の関するお仕事です。

今回は、学生たちと一緒に株式会社ファンテックスさんが技術を手掛けている結婚式場「デュクラス大阪」を見学させていただきました。

こちらでは、毎年学生たちが企業研修として現場を経験させていただいていて、もちろん卒業生もスタッフとして在籍しています。

まず拝見したのが、挙式会場であるチャペルと神殿。

この中では、生楽器が演奏されることが多いので音響や照明の演出はありませんが、扉の外では…。

まさにこれからバージンロードを歩く新婦と家族のために、思い出の映像で門出を祝うという演出が！

そして、ブライダルで最も演出効果を発揮する場面と言えば「披露宴」

音響・照明・映像を使って、新郎新婦の人生最良の日を華やかに演出します。
披露宴会場という限られたスペースでのオペレーションということで、ミキサーや操作盤もコンパクトにまとめられていますが、ピンスポットをリモート操作できるなど、ホールやライブハウスとは少し違った工夫がされています。

たくさんの出席者が参加する場面では、毎回がまさにライブ！

会場の反応や雰囲気を見てオペレートすることも、スタッフの腕の見せ所。気づかれないところでの細やかな気配りが必要になります。

また、当日までにはたくさんの準備があるそうです。
新郎新婦が希望するイメージを形にするための照明演出を考えたり、進行に合わせてBGM音源を編集したり、映像制作をしたりと、まさにクリエイティブな作業が積み重ねられています。

CATで学んだ技術と自身のアイデアを活かして、たくさんの人を幸せにすることができる「ブライダル」の仕事も、学生たちに人気の職業なんです。
実は、いろんなところでCAT生は活躍しているんですよ☆

(キャリアセンター　岡本)