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【ギターエンジニア専攻】『ギタエンモデル2015』遂に完成!

【ギターエンジニア専攻】『ギタエンモデル2015』遂に完成!

作成日:2016/03/30

♪さくらぁ~ さくらぁ~ やぁよぉいぃのぉ そ~らぁはぁ~♪
桜が咲きだしましたね!花見ですね!花見!
みなさんいかがお過ごしですか?

さてギターエンジニア専攻より、スタートの季節・春にふさわしい、新しく完成したギターのご紹介です。

ギターエンジニア専攻はご存知のとおり、ギター・ベースの製作やリペア(修理)を学ぶことができる専攻です。
楽器製作を学ぶ授業「クラフト実習」では、学生が思い思いのギター・ベースの製作を日々行っています。

しかし、勉強熱心なキャット生は更に上を目指しています。
「もっとアグレッシブな楽器製作をしてみたい!」
「自分のアイデアを形にしてみたい!」

そこで毎年、ギターエンジニア専攻学生有志によって、必修授業内で製作するギター・ベース以外に楽器製作を行う特別授業を行っています。
試したいと思っているアイデア、使ってみたい材料・パーツ…
数名で企画を持ち寄って進めていくので、実験的なモデルになることもしばしば。

そして、卒業式をまだ数週間後に控えていた2月某日、ついに2015年度生モデルが完成!
遅くなりましたが、画像を公開!!
『インベーダー(画像・上)』と『ゼビウス(画像・下)』です!

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ヘッドが折れてるわけではないですよ!(笑)
今回のテーマはヘッドレス(ヘッドの無いギター・ベース)。
見た目にかなりのインパクトがあることはもちろんですが、ヘッドが無いことで楽器として様々な恩恵があるのです。
今回はそのヘッドレスの特徴を2つのパターンに落とし込み、今春ギターエンジニア専攻を卒業した岩井くん、黒川くん、出口さん、横溝くんの4名で1年かけて2本のギターを製作しました。

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複雑な形状なので、木工に苦労しました…

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「ゼビウスが立ったぁ!(ハイジ風に)」の瞬間。

【インベーダー】(写真上の黒いギター)
ヘッドレスの『ヘッドが軽い』という特徴にフォーカスし、通常ヘッド落ち(楽器を構えた時にヘッド側が下がってしまう現象)を防ぐために過度に軽くできないボディを「ヘッドが無いならヘッド落ちの心配ナシ!極限までボディも軽くできる!」という考えで取り組んだ作品。
ボディは比較的軽量なライトアッシュ、ピックアップをリアのみとし、コントロール類も最小に、ペグは超軽量のGOTOH「STEALTH」(なんとワンセット約72g!!)をセレクトするという、究極のライトウェイト・ギター。

【ゼビウス】(写真下の白いギター)
「ヘッドレスとなると、ペグをボディ側にマウントする必要があるなぁ」と、様々な既存のギターボディエンドにヘッドをくっつけた想像図を作ってみていた際、フライングVの股の間にヘッドをつけてみたところ「あれ?コレ自立すんじゃね!?」という超・思い付きを形にしてしまった、何でもありの特別授業ならではの作品。
演奏中の小休憩のとき…愛用のギターを部屋に飾っておくとき…、このギターならもうスタンドは要りません。(笑)

いずれも癖アリのギター。画像ではわかっていただけないところが多いんです!
今後、キャットで行われるオープンキャンパスや、学外の様々なイベントにて展示予定ですので、ぜひ見にきてやってください。

近いところでは4/6(水)心斎橋BIGCATで開催するキャットのイベント、「WELCOME CAT PARTY!!~新入生歓迎ライブ2016~」にて展示予定!
入場無料ですので、ぜひご来場くださいね!

もちろん、キャットのオープンキャンパスでも見ていただけますよ!

ちなみに、すでに2016年度モデルの製作も進行中…
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こちらもお楽しみに!!

(教務・横山)