株式会社ベースオントップの運営するライブハウス、「心斎橋ＶＡＲＯＮ」「梅田Ｚｅｅｌａ」の見学に行ってきました。

ライブハウスと一口に言っても、ホールクラスの大規模なものから、ライブバーといった感じのこじんまりとしたものまでさまざま。今回見学した２店は、スタンディング200名～300名くらいのキャパシティ。メジャーなバンドから学生バンドまで幅広く使用されています。

今回参加した学生たちは、音響エンジニア専攻、照明スタッフ専攻、総合音楽専攻、総合スタッフ専攻と幅広く、普段からライブハウス大好きでよく観ているという者から、今回が初のライブハウスといった学生までさまざま。

当日は各バンドの楽器のセッティングからサウンドチェックといった、リハーサルの流れを一通り見学させていただきました。

リハーサルでは、音の鳴り方を確認しているだけではなく、演出の確認などアーティストからの細かい要望が出されます。
現場にいるマネージャーさんは、普段の演奏との違いや改善すべき点をチェックしたり、アーティストの要望をエンジニアに詳しく伝えたりと、アーティスト自身が気づかない点まで客観的な目線でアドバイスを送っていました。
もちろん、PAエンジニアもオーダー通りに仕事をこなすだけではなく「本番はお客さんに音を吸われるから、もっと攻めていいよ」と声をかけるなど、みんなで一つのステージを作り上げるためにエネルギーを注ぎ込みます。

学生たちは、普段自分たちがリハーサルに参加する立場なので、こんなにもじっくりと人の仕事を見学したことはなかったかもしれません。アーティストとスタッフとのコミュニケーションから会場内の機材まであらゆることに興味津々だった様子。

特別に調光卓も触らせてもらいました。

ライブハウスというのは、ただアーティストが出演してパフォーマンスを披露する場というだけではなく、スタッフや観客がアーティストを育てる場所でもあるということを、間近に見ることができたと思います。
これから自分たちが手掛けていくライブイベントなどに活かせることもたくさんあったことでしょう。

学生たちに貴重な機会をいただきました、株式会社ベースオントップ様、心斎橋ＶＡＲＯＮ様、梅田Ｚｅｅｌａ様、本当にありがとうございました。

（キャリアセンター　岡本）