音響エンジニア専攻とミュージッククリエイター専攻の学生たちが、有限会社ガリレオクラブのMAスタジオを見学に行ってきました。
今回の見学会は、一般社団法人 日本ポストプロダクション協会　関西支部のご協力を得て実現しました。

「学生たちのために、より実践的なレクチャーを」ということで、番組素材とCMの2本を使って、音響エンジニア専攻の実際の作業を再現しながらレクチャーしていただきました。

まずは2分の情報コーナーの映像を使っての作業。
整音作業や、映像の尺に合わせたBGMの編集、ナレーション撮りや効果音などがディレクターとエンジニアの連携で進められていき、収録した状態のままでは淡々としていたインタビュー映像が、どんどん華やかで楽しい作品に変化していきます。
「普段何気なく見ているテレビ番組を楽しくしているのは、こんな工程を経ているのか！」と驚くばかりです。

次に、15秒のCM映像。
15秒という短い時間の間に制作者が伝えたいことを凝縮し、映像作品として完成させていきます。
こちらも、整音作業やBGM、ナレーション、効果音の作業を経て、視聴者の期待を煽るサスペンスタッチの映像作品になっていきます。
特に今回は、BGMの選曲に注目してレクチャーしていただきました。

クライアントのリクエストでは「サスペンス映画のようなBGM」というオーダーですが、イメージ通りの選曲をするだけではなく新鮮な提案をするのもMAエンジニアの腕の見せ所。

学生たちも選曲に挑戦。「ハードロック調がいいと思います」「ダブステップも面白いと思います」とアイデアを出していきます。
実際に映像に重ねてみると・・・なかなかいい感じ♪

実習のあとは、質問コーナー。
学生たちの質問に対し、エンジニアの皆さんが実際に経験したことなど交えて丁寧に答えていただきました。

音響エンジニア専攻の学生にとっては、今後の進路選びにおいて非常に参考になる内容だったと思います。
ミュージッククリエイター専攻の学生たちには、音楽制作に関わる現場を新たに知ることができて、視野が広がったことでしょう。

学生たちに貴重な機会をいただきました、一般社団法人 日本ポストプロダクション協会　関西支部様、有限会社ガリレオクラブ様の皆さま、本当にありがとうございました。

（キャリアセンター　岡本）