高校生の時は、軽音楽部でバンドを組み活動してゆく内に、自分が好きなことを仕事にしたいと思うようになりました。当時は、音楽以外にも服飾にも興味があったので、卒業後は音響か服飾の学べる大学に行こうと考えていました。大学卒の学歴も必要と思ったからです。 大学は音楽、音響、映像、アートなど色々学べる学科に入学しました。幅広く学べるのですが何か中途半端な感じでした。自分は何が好きで、何をしたいのかと自分と向き合って考えた末、音響がやりたい、将来は音響で飯を食ってゆこうと強く思うようになりました。その時は舞台の音響がメインだったので、より音楽の音響を専門的に学べるＣＡＴに入学することに決めました。 ＣＡＴでの授業では、実践的に考えながら行動することの大切さを学びました。言われたままにただ単に機材を仕込むのでは無く、どうしたらもっと早く仕込めるか、こうすれば後で素早く片付けられるのではないか、ここにコレを置くとジャマになるのではないかなどと考える力が付きました。 二十歳前後で自分はこれがしたい！自分にはこういう仕事が向いていると思っている人はほんの一握りだと思います。私はこのＣＡＴに入学したことは良かったとは思いますが、サウンドエンジニアが自分に向いているかどうかは今の時点ではまだ分かりません。まずやってみること、体験することが大切だと思って行動しています。