こんにちは！ギターエンジニア専攻2年・泉です！
先日、ギターエンジニア専攻向けにオーストラリアのギターメーカーMaton Guitarsさんに特別授業を行っていただきました！
今回はそのレポートをお届けします！

Maton Guitarsはオーストラリア発のギターメーカー、独自の材料セレクトで、Queensland MapleやBlackwoodなどのオーストラリア産の木材を多用し、オリジナルのプリアンプを搭載した個性的な楽器を製作しています。

世界的なギタリストであるTommy Emmanuel、Joe Robinsonをはじめ、秦 基博など多くのアーティストが愛用していることでも有名です。

社員は約70名ほどが在籍されているそうですが、今回、ジェネラルマネージャーのデイビッドさん（画像右）と塗装担当の大森さん（画像左）が本国オーストラリアからやってきてくれました。日本全国を回るプロモーションのツアーの最終日とのこと！

まず、デイビッドさんから、Maton Guitars社について説明を聞きました。
Matonは1946年創業、今年で70周年。なんとアメリカのギターメーカーFender社と肩を並べる歴史のある会社なのです！僕は最近知ったので、結構歴史が長いと驚きました。

現在は年間約8000本を生産、その40％を他国に輸出しているそう。
実はモデル数は少ないですがエレキギターも作っていて、キース・リチャーズやジョージ・ハリスンなどが愛用しているそうですよ！

Maton Guitarsの1番の特徴は質の高さ。そのことは、日本代理店の株式会社エースケーで営業を担当されている末次さんも「日本国内でもトップクラスの質を誇ります！」と自信をもって薦めておられました。

塗装担当の大森さんは現地オーストラリアのクラフト学校出身だそうで、なんとMaton社で初の日本人スタッフだそうです！英語もペラペラ！

Maton社では、ワーキングホリデーや職業体験も受け入れをされているそう。
大森さんからも「日本から来られるなら、僕に連絡を下さい！！」とおっしゃっていただきました。うーん…海外で楽器製作に携わるのも面白そう…（笑）

実際に僕もMaton Guitarsのエレアコを弾かせてもらいましたが、普段アコギを弾く機会も多い僕は、帰りに楽器屋に行って買おうかなと本気で迷いました…（笑）
それぐらいよかった！
皆さんも店頭で見かけたら是非試奏してみてください！

最後にデイビッドさんから、「我々の工房に近い環境で楽器製作を勉強されていることに驚きました、若い皆さんが楽器に興味をもって真剣に勉強されていることを嬉しく思います。Maton社も皆さんを応援しますので、頑張ってください」とありがたいお言葉をいただきました。

普段の授業ではエレキギターの製作・リペアが中心ですが、アコースティックギターについてプロのお話を聞けてとても勉強になりました。
また、日本人の方が海外の楽器業界で活躍されているのを見て、とても刺激を受けた特別授業となりました！！

ギターエンジニア専攻2年　泉信吾