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「フラットライブ」が求めるもの。

「フラットライブ」が求めるもの。

作成日:2016/06/26

簡単な音響機材と楽器をCATHALLの倉庫から借り出し、自分たちでセッティングして最後は自分たちで片付けるというフラットライブ。
元々20年前に「フラッと立ち寄って、演奏するなり観るなり、少しグダグタ、和気藹々と演奏する自由な空間」を作ろうということから名付けたものです。この適当な雰囲気がいいんですよね。
「いつもいい環境で演奏できるとは限らない!」という音場的逆境にも耐え、また演奏家としても「即興性を求められるイベント環境」にしています(笑)。

今年度から昔のルールを適用、当日の放課後にCAT HALL前に集合、出演希望を表明、出演順を代表者のジャンケンとそれぞれのグループの都合を考慮して決定、1グループ1~3曲程度を演奏していきます。
MCを交え、演奏曲が未完成でも、止まっても、その場で足らずの楽器を集めて演奏しても、セッションになっても、なんでもいいというものです。学生に聞くと、かなり勇気が必要らしいです・・・(笑)。
観ている方は、ホールの床面に▲座り、もしくは、パイプイスの用意もありますが、自分で出してかたづけるという作法にしています。しかし、立ってご覧になり、フラッと来て、フラッと消える・・・こんな感じもありです。
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6/21(火)は今年度2回目、18:30からスタートしたフラットライブ。
18:10申込時点で、ユニットが多くdrumをセッティングせずにスタートする予定が、ギリギリになって3ピースのバンドがやって来て、いきなり出演者同志で協力してドラムセッティング。通常ではあり得ないぐらい面白い光景です。

最初は、トップバッターは、今年度からVocal講師をしてくれている先生が、師匠の先生と登場!いいですね~。
そして、公開オーディションにも出場しているボーカリストが、「唄う?」と尋ねられ、いや「唄ったら?」と勧められ、その場で電話かけてメンバー招集。。。他のメンバー「聞いてないよ~。」等と言いながら総合学科結集~。担任の串間先生も招集されたようです。いきなりのステージでしたが、キレイなハモりを聞かせてくれました。イイね★2個半です。
某有名な卒業生グループ、在校生3ピースバンド等がライブ告知含めてノリのいい演奏してくれたり、今年のメンバー募集で知り合った卒業生と在校生のユニット君たちもやってくれました。
実はこれらのグループ転換中のMCも観客の方に振られたのです。今回は、松原先生巻き添えMCとなりました。皆さんの期待する毒舌ではなく普通でした(笑)。
出演者のバイトの時間等の都合で、結果的に最後になってしまった校長/常田先生ユニットは、作曲者の話しから始まり、曲や構成やソロの順番、間違いやすい場所等を面白おかしく解説しながら演奏。二人でホンワカ~なんか面白い状態でした。
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しかし、こんなアクシデントも・・・。
実は、某グループのアコギがセッティング中に倒れ、ヘッド折れしてしまいました。
「折れてる~!!」という悲痛な声に会場も凍りました。この場面に、あのギターエンジニア専攻担任の横山先生が楽しんで観ていた状況の中、いきなりクラフトマン本気モードで対処。現場検証、ヘッド折れ状況確認、所有者への説明と確認を行い、いきなりCAT HALLの1階下にあるリペアールームへ消えて行きました。
その後、凹んでいる所有者に対処と状況説明、今後のライブ予定を確認後に「大丈夫!木曜日か金曜日に一度、学校に来てよ。」と話していました。あまりにカッコ良すぎるぞ~!!
次の日、クラフトルームを覗くとこんな感じになってました。そして金曜日には横山先生・田中先生の匠チームの技術により、元通りのギターに再生されました!ホント、凄い学校です。
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話しを戻しまして、この日のフラットライブは、全6組いろんなジャンルの演奏が終了。
観客・出演者・気楽にご覧になっていた先生まで巻き込みながら、悲痛な叫びも入り、無事終了ではないですが、対処OKでクローズ。しかし、いい音が出るグループは、やっぱり元音がいいです。改めて当たり前のことだと思ってしまいました~。
演奏者自身の音が良くないとPAも困っちゃいますよね(笑)。演奏関連専攻の皆さん、CATの裏方を支える専攻様は完璧です。

さあ、次回の「フラットライブ」開催は未定ですが、噂は必ず学内を流れてきます。
いかなる時もアグレッシブな音楽人生を歩むために表現者としての努力を続けましょう~。よろしくお願いします!!